「バキ」シリーズの新たなる伝説、『バキ道』。相撲の“祖”を名乗る野見宿禰と、地上最強の生物を目指す範馬刃牙たちの激闘は、多くのファンを熱狂させました。この記事では、2025年11月現在、全17巻で完結した『バキ道』の物語を、序盤の衝撃的な幕開けから最終話の結末まで、各巻ごとに徹底的にネタバレ解説します。
「結末が気になるけど、読む時間がない…」「どの巻が一番面白いの?」そんなあなたの疑問に全てお答えします。この記事を読めば、『バキ道』の全てが分かります。まだ読んでいない方は、この先のネタバレにご注意ください!
この記事で分かる『バキ道』のすべて
まずは、『バキ道』の全体像をサクッと掴んでおきましょう。
- 完結情報:全17巻で堂々の完結済み(最終17巻は2023年9月に配信開始)。
- 最終話:単行本17巻に収録されている第151話が最終話にあたります。
- 物語の結末:地下闘技場と大相撲の全面対抗戦の末、ついに範馬刃牙と野見宿禰が激突。その結末は、多くの読者の予想を超える衝撃的なものでした。
物語はすでに完結しているため、今から一気読みするのに最適なタイミングです。
【巻別】『バキ道』全17巻のネタバレあらすじ
ここからは、各巻の重要ポイントや名シーンを振り返りながら、物語の流れを追っていきましょう。
1巻:最強の“相撲”、現る
物語は、日本最古の「相撲」の神髄を受け継ぐ男、野見宿禰の登場で幕を開けます。彼は石炭をダイヤモンドに変えるほどの圧倒的な握力を見せつけ、現代格闘技の常識を根底から覆します。その規格外の力の前に、あのミスター・アンチェインことビスケット・オリバが対峙。地下闘技場に新たな嵐が吹き荒れる予感が、読者の期待を極限まで高めます。
2巻:異次元のパワーと技術
宿禰の実力がさらに明かされていきます。彼の繰り出す技は、単なるパワーではなく、相撲古来の合理的な技術に裏打ちされたもの。オリバとの攻防の中で、現代のトレーニングでは到達不可能な肉体と、それを操る古代の知恵が交錯します。この巻で、読者は「相撲」という格闘技の奥深さを再認識させられることになります。
3巻:地下闘技場 vs 大相撲
宿禰の存在は、大相撲協会をも巻き込む大きなうねりとなります。金竜山をはじめとする角界の重鎮たちが動き出し、「地下闘技場」と「大相撲」、二つの世界のプライドが激突。宿禰はただの怪物ではなく、相撲界の威信を背負う存在として、刃牙たちの前に立ちはだかります。
4巻:刃牙と宿禰、初接触
ついに主人公・範馬刃牙と野見宿禰が直接対峙します。互いの実力を探り合うような、静かながらも火花散る緊張感あふれる展開。刃牙が繰り出す超絶技巧に対し、宿禰は驚異的な膂力(りょりょく)で応戦。この二人の邂逅が、物語を本格的な全面対決へと導いていきます。
5巻:大相撲、精鋭たちの実力
宿禰だけではない、大相撲の強者たちが続々と地下闘技場に集結します。現役力士6名が地下闘士たちと相まみえる団体戦が開幕。これまでベールに包まれていた力士たちの、驚くべき戦闘能力が明らかになり、地下闘士たちを苦しめます。「相撲は本当に強いのか?」という長年の格闘技ファンの問いに、板垣先生が真正面から答える巻です。
6巻:異種格闘技戦の妙味
団体戦は激化の一途をたどります。合気の達人・渋川剛気と巨漢力士・巨鯨の対決など、体格差やスタイルの違いをどう乗り越えるかという、異種格闘技戦ならではの駆け引きが満載。それぞれの流儀とプライドがぶつかり合う、手に汗握るバトルが繰り広げられます。
7巻:地下闘士たちの意地
スポットライトは、花山薫、愚地克巳、愚地独歩といったお馴染みの人気キャラクターたちへ。彼らがそれぞれの信念を胸に、強大な力士たちに挑みます。単なる勝ち負けではない、キャラクターたちの生き様が描かれるドラマティックな展開は、シリーズファンならずとも胸が熱くなること間違いなしです。
8巻:覆されるパワーバランス
戦いは一進一退。地下闘士たちの技術が力士のパワーを上回る場面もあれば、逆に力士たちの圧倒的なフィジカルが戦術を粉砕する場面も。これまで最強と信じられてきた地下闘技場の常識が揺らぎ始め、物語はより予測不可能な領域へと突入していきます。
9巻:新たなる脅威の胎動
団体戦が佳境を迎える中、水面下では別の動きも。特に注目すべきは、驚異的な回復と進化を遂げたジャック・ハンマーの存在。彼の登場が、刃牙と宿禰の戦いにどのような影響を与えるのか。次なる展開への重要な伏線が張られる巻です。
10巻:激闘の果てに見えるもの
団体戦の勝敗が一つ、また一つと決まっていきます。勝利の裏にある敗者のドラマ、そして戦いを通じて互いを認め合う戦士たちの姿が描かれます。力と技のぶつかり合いから、戦士たちの哲学的な問答へと物語の焦点が移り変わっていきます。
11巻:因縁と宿命の対決
物語は個々のキャラクターが抱える因縁に深く切り込んでいきます。過去の対戦や人間関係が、目の前の戦いに複雑な影を落とす。なぜ彼らは戦うのか? その答えを探すような、深みのあるバトルが展開されます。
12巻:究極の心理戦
戦いは、もはや肉弾戦だけではありません。相手の動きを読み、弱点を突き、精神的に揺さぶりをかける。高度な心理戦と戦術の応酬が繰り広げられます。特に、宿禰の「古流相撲」をいかに攻略するか、地下闘士たちの知恵と工夫が見どころです。
13巻:クライマックスへの序曲
団体戦もいよいよ大詰め。残されたのは、いずれも劣らぬ強者たち。ここから物語は最終局面に向けて一気に加速します。読者の誰もが待ち望んだドリームマッチが次々と実現し、興奮は最高潮に達します。
14巻:最強の男の“隙”
無敵に見えた宿禰にも、ついに苦戦の時が訪れます。地下闘士たちの想像を絶する攻撃の前に、初めて見せる焦りやダメージ。しかし、その敗北や挫折こそが、彼をさらなる高みへと押し上げるきっかけとなります。最強の敵が見せる人間的な一面が、物語に奥行きを与えます。
15巻:最終決戦、前夜
全ての戦いが終わり、舞台は整いました。残すは、頂上決戦。範馬刃牙 vs 野見宿禰。この戦いのために、全てがあったと言っても過言ではありません。決戦を前にした両者の様子、そして彼らを取り巻く人々の思惑が描かれ、静かな緊張感がページを支配します。
16巻:運命のゴング
ついに、世紀の一戦の火蓋が切って落とされます。刃牙と宿禰、二人の最強がリングで対峙する。その圧倒的なオーラと、一触即発の空気感は、まさに圧巻の一言。板垣恵介先生の筆が冴えわたり、読者は息を飲むことしかできません。
17巻:衝撃のフィナーレ
物語は、誰も予想しなかった形で決着を迎えます。刃牙と宿禰の戦いは、格闘漫画史に残るであろう衝撃的な結末を迎えます。それは、長い激闘の果てに刃牙が見つけ出した「強さ」への一つの答えでした。そして、物語は次なるシリーズへと繋がる伏線を残して、静かに幕を閉じます。この結末をどう受け止めるか…ぜひ、あなた自身の目で確かめてみてください。
『バキ道』の主要キャラクターと強さまとめ
『バキ道』を彩った魅力的なキャラクターたちを簡単にご紹介します。
- 範馬刃牙:言わずと知れた主人公。父・勇次郎を超えることを目指す地上最強の高校生。あらゆる格闘技を吸収し、独自のスタイルを確立。宿禰との戦いでさらなる進化を遂げます。
- 野見宿禰:本作のもう一人の主人公。相撲の“祖”の名を継ぐ男。古代相撲の技術と、石炭をダイヤに変えるほどの規格外の握力が武器。その強さは、地下闘技場の戦士たちを震撼させました。
- ビスケット・オリバ:超絶的な筋力を誇る監獄の王。物語序盤で宿禰と対戦し、その強さの指標となりました。
- ジャック・ハンマー:刃牙の異母兄弟。ドーピングと骨延長手術で驚異的な肉体を手に入れた努力の天才。物語終盤で、次なる戦いを予感させる重要な役割を担います。
衝撃の結末!その評価は賛否両論?
『バキ道』の最終決戦、特にその決着の仕方については、読者の間で賛否両論が巻き起こりました。
「あまりにあっけない」「もっと長い攻防が見たかった」という声がある一方で、「これぞ刃牙らしい決着だ」「強さの本質を描いている」と絶賛する声も多く見られます。
長々と技を交わすだけが戦いではない。一瞬の駆け引き、一撃の重みこそがリアルな勝負であるという、板垣先生ならではの格闘哲学が凝縮された結末と言えるでしょう。この賛否両論も含めて、『バキ道』という作品の魅力なのかもしれません。
『バキ道』はどこから読むのがおすすめ?
この記事を読んで『バキ道』を読みたくなった方へ、タイプ別のおすすめの読み方をご紹介します。
- 初めて「バキ」シリーズを読む方:迷わず1巻から!宿禰の衝撃的な登場から、物語の世界にどっぷり浸るのが一番です。
- 地下闘士たちの活躍が見たい方:団体戦が本格化する5巻・6巻あたりから読むと、お気に入りのキャラクターのバトルをすぐに楽しめます。
– 結末だけが気になる方:最終決戦が描かれる16巻・17巻を読むのが手っ取り早いですが、それまでの積み重ねがあってこそのカタルシスなので、できれば通して読むことを強くおすすめします。
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『バキ道』に関するQ&A
最後に、『バキ道』に関するよくある質問にお答えします。
Q1:『バキ道』は完結していますか?
はい、2023年9月発売の単行本17巻をもって完結しています。物語に一区切りついているので、安心して読み始められます。
Q2:最終話は何話ですか?
単行本17巻に収録されている第151話が最終話にあたります。
Q3:続編はありますか?
『バキ道』の最終話では、ジャック・ハンマーを中心とした次なる物語を予感させる描写があります。そして、すでに続編である『刃牙らへん』が連載中です。まだまだ「バキ」シリーズの世界は続いていきます!


