金田一37歳の事件簿 ネタバレ:第1話〜最終話(全話まとめ)|あらすじ・犯人・トリック解説

金田一37歳の事件簿 ネタバレ:第1話〜最終話(全話まとめ)|あらすじ・犯人・トリック解説 青年マンガ
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【ネタバレ注意】

この記事には『金田一37歳の事件簿』の重大なネタバレ(犯人、トリック、結末など)が含まれています。まだ作品を読んでいない方は、ご注意ください。

「じっちゃんの名にかけて!」でお馴染みの天才高校生探偵・金田一一が、まさかのしがないサラリーマンに!?『金田一37歳の事件簿』は、かつての輝きを失い、ミステリーを呪う中年になった金田一が、それでもなお事件に巻き込まれてしまう大人気ミステリー漫画です。

この記事では、第1話から衝撃の最終話まで、各事件のあらすじ、犯人、そして見どころとなるトリックを徹底的に解説します。大人になった金田一の苦悩と活躍を、物語の流れに沿って一気に振り返りましょう!

『金田一37歳の事件簿』とは?作品概要

『金田一37歳の事件簿』は、原作・天樹征丸、作画・さとうふみやによる、国民的ミステリー漫画『金田一少年の事件簿』の正統続編シリーズです。

弱小PR会社「音羽ブラックPR社」で働く37歳の金田一は、主任という冴えない役職。かつての情熱は消え失せ、「もう謎は解きたくない」と固く心に誓っています。しかし、彼の周りではまるで呪いのように次々と難事件が発生。高校時代の相棒・七瀬美雪や、後輩の葉山まりんを巻き込みながら、渋々ながらもその天才的な頭脳で真相を暴いていきます。

単行本は全18巻で完結しており、大人ならではの人間ドラマと、往年のキレ味鋭いトリックが融合した傑作です。

コミックシーモアで全巻配信中!

『金田一37歳の事件簿』は、大手電子書籍ストア「コミックシーモア」で全18巻が配信中です。気になる事件から読み始めるのも、1巻から一気読みするのも自由自在!

以下のリンクから、無料の試し読みも可能です。ネタバレを読む前に、まずは自分の目で確かめたい方はこちらからどうぞ!

【事件別】全話ネタバレ!あらすじ・犯人・トリックまとめ

ここからは、単行本の収録順に各事件の全貌をネタバレ解説していきます。どんな事件が金田一を待ち受けていたのでしょうか。

歌島リゾート殺人事件(1巻~2巻)

物語の幕開けは、金田一にとって因縁深い「オペラ座館」があった歌島。会社の業務で婚活ツアーに同行した金田一は、そこで「ファントム」を名乗る仮面の怪人による連続殺人事件に遭遇します。参加者が次々と殺害される中、金田一は「謎は解きたくない」と葛藤しますが、彼の推理力は錆びついてはいませんでした。犯人は過去のオペラ座館事件の関係者で、巧みな偽装工作と動機が読者の胸を打ちます。

タワマンマダム殺人事件&京都美人華道家殺人事件(2巻~5巻)

舞台は都会のタワーマンションへ。華やかなマダムたちの裏に渦巻く嫉妬と憎悪が、凄惨な事件を引き起こします。さらに物語は京都へ飛び、美人華道家一族を襲う連続殺人へと展開。複雑に絡み合う人間関係と、家の名誉を守るための悲しい動機が明らかになります。この事件では、金田一の後輩・葉山まりんの活躍も見どころの一つです。

函館異人館ホテル殺人事件&騒霊館殺人事件(5巻~9巻)

北海道・函館の古びた洋館ホテルで、箱館戦争の亡霊「碧血鬼」の仕業とされる連続殺人が発生。金田一はPRイベントのため訪れた地で、またもや事件の中心人物となります。続く「騒霊館」では、ポルターガイスト現象に見せかけた巧妙なトリックが炸裂。過去の因縁が現代の惨劇に繋がる、シリーズ屈指の本格ミステリーです。

綾瀬連続殺人事件(9巻~11巻)

人気ミステリー作家の小説『綾瀬連続殺人事件』を模倣した見立て殺人が、東京、埼玉、神奈川の三県にまたがって発生します。金田一は作家たちとの頭脳戦を繰り広げながら、模倣犯の真の狙いに迫ります。現実とフィクションが交錯する、メタ的な面白さに満ちたエピソードです。

殺人二十面相(11巻~13巻)

シリーズ中盤の大きな山場。神出鬼没の怪人「殺人二十面相」が、大胆不敵な犯行予告をネットに公開し、人々を恐怖に陥れます。トリックアートを用いた「赤い部屋」のトリックなど、視覚的な仕掛けが秀逸で、読者の度肝を抜きます。この事件の背後には、金田一の宿敵の影がちらついていました。

狼人殺(人狼)ゲーム殺人事件(14巻~15巻)

雪に閉ざされたテーマパークで、大流行の人狼ゲームを模したイベントが開催されます。しかし、ゲームはいつしか本物の殺人劇へと変貌。参加者たちは疑心暗鬼に陥り、誰が本当の「狼」なのか分からない極限状態に追い込まれます。クローズド・サークルミステリーの王道を行く緊張感あふれる展開です。

首無しスキーヤー殺人事件(16巻~18巻)

物語はついに最終章へ。離島のスキーリゾートを舞台に、「首無しスキーヤー」の呪いになぞらえた殺人事件が起こります。事件の真相を追う金田一の前に、ついにシリーズ最大の敵であり、地獄の傀儡師「高遠遙一」が姿を現します。これまでの事件の裏で糸を引いていた黒幕との、最後の戦いの火蓋が切って落とされます。

最終話・そして未来へ

全ての事件が終わり、高遠との長きにわたる因縁にも一つの区切りがつけられます。最終話では、金田一を待ち受ける衝撃の展開が描かれます。サラリーマンとしての日々は続くのか、それとも…。そして、高校時代からすれ違い続けてきた七瀬美雪との関係にも、ついに大きな進展が訪れます。二人の未来を暗示するラストシーンは、長年のファンにとって感涙必至。その結末は、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

主な登場人物

  • 金田一一:本作の主人公。37歳。PR会社のしがない主任。かつてのキレは健在だが、普段は事なかれ主義を貫く。
  • 七瀬美雪:金田一の幼馴染。大手航空会社のチーフパーサー。37歳になっても変わらぬ美貌と、金田一を想う気持ちを持つ。
  • 葉山まりん:金田一の会社の部下。明るく積極的な性格で、渋る金田一を事件に引きずり込むトラブルメーカー的存在。
  • 高遠遙一:通称「地獄の傀儡師」。金田一の宿敵である天才犯罪プロデューサー。本作でも数々の事件の裏で暗躍する。

シリーズを貫く伏線と高遠遙一の存在

『金田一37歳の事件簿』は、一話完結の事件が連なるだけでなく、シリーズ全体を貫く大きな縦軸が存在します。それが、宿敵・高遠遙一の存在です。

各事件の犯人の中には、高遠に犯罪をそそのかされた者も少なくありません。なぜ高遠は金田一につきまとうのか?彼の真の目的は何なのか?その謎が物語の終盤で明らかになり、シリーズは壮大なクライマックスを迎えます。過去の『金田一少年の事件簿』シリーズを読んでいると、より一層楽しめる伏線が満載です。

よくある質問(FAQ)

Q. 漫画は何巻まで出ていますか?完結済み?

A. 全18巻で完結しています。コミックシーモアでは、最終18巻まですべて電子書籍で読むことが可能です。

Q. 最終話で美雪とはどうなりますか?

A. 具体的な結末は伏せますが、二人の関係には長年のファンが待ち望んだ大きな進展が描かれます。続編を匂わせる感動的なラストになっています。

Q. 昔の金田一を知らなくても楽しめますか?

A. はい、楽しめます。各事件は独立しているので、本作から読み始めても問題ありません。ただ、高遠遙一との因縁など、過去作を知っているとより深く物語を味わうことができます。

まとめ:大人になった金田一の活躍をその目に焼き付けよう!

『金田一37歳の事件簿』は、かつてのミステリーファンはもちろん、新たに金田一シリーズに触れる方にもおすすめできる傑作です。

サラリーマンの悲哀と、天才探偵としての宿命の間で揺れ動く金田一の姿は、非常に人間味にあふれています。そして、散りばめられたトリックの数々は、今なお色褪せることのない一級品です。

この記事で興味が湧いた方は、ぜひコミックシーモアで物語の世界に飛び込んでみてください。1巻はまるごと無料で試し読みできることもあります!