【ネタバレ注意】
この記事は、漫画『烏は主を選ばない』の第1話から最新巻、そして結末に至るまでの重要な内容をすべて含んでいます。
まだ作品を読んでいない方、アニメで初めて物語に触れる方は、ご自身の判断でお読みください。
2024年のアニメ化で大きな話題を呼んでいる、壮大な和風ファンタジー『烏は主を選ばない』。
人の姿に変化する八咫烏(やたがらす)の一族が暮らす異世界「山内(やまうち)」を舞台に、世継ぎである若宮と、その側仕えに選ばれた少年・雪哉の運命が描かれます。
「うつけ」と噂される若宮の真の目的とは?複雑に絡み合う宮中の権力争いの行方は?
この記事では、原作コミックの第1話から最新5巻までのあらすじを、物語の結末を示唆する重要ポイントまで含めて徹底的に解説します。
『烏は主を選ばない』とは?作品の基本情報
『烏は主を選ばない』は、阿部智里先生による大人気小説「八咫烏シリーズ」の第2作を、美麗な作画で知られる松崎夏未先生がコミカライズした作品です。
2025年11月現在、講談社の漫画アプリ「コミックDAYS」で連載されており、単行本は5巻まで発売されています。
緻密に練られた世界観と、魅力的なキャラクターたちが織りなす宮廷ミステリーは、一度読み始めると止まらないこと間違いなしです。
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物語を彩る主要登場人物
『烏は主を選ばない』の魅力を語る上で欠かせないのが、個性豊かな登場人物たちです。ここでは物語の中心となるキャラクターを簡単にご紹介します。
- 雪哉:北家の貧しい垂氷(たるひ)郷長の次男。兄と比べられ、どこか諦観を抱いていましたが、若宮の側仕えに抜擢されたことで運命が大きく動き出します。
- 若宮(奈月彦):次の金烏(きんう)となる日嗣の御子。類まれな美貌と才能を持ちながら、奇抜な言動で「うつけ」と噂されていますが、その裏には深い思惑を隠しています。
- 長束:若宮の異母兄。真面目で品行方正な人物として知られ、若宮に代わって日嗣の御子に、と推す声も少なくありません。
- あせび:后候補の一人として登殿した、南家の姫。天真爛漫で心優しい少女ですが、彼女の存在が宮中に大きな波紋を広げます。
- 白珠:后候補の一人である、西家の姫。気位が高く、若宮に対して挑発的な態度を取りますが、その裏には悲しい過去を秘めています。
【巻別】『烏は主を選ばない』第1話から最新5巻までのネタバレあらすじ
ここからは、各巻の展開を追いながら、物語の核心に迫るネタバレあらすじをご紹介します。
第1巻:うつけの若宮と側仕えの少年
物語は、北家の少年・雪哉が、日嗣の御子である若宮の側仕えに選ばれるところから始まります。
周囲から「うつけ(愚か者)」と蔑まれる若宮の破天荒な振る舞いに、雪哉は振り回されるばかり。しかし、行動を共にするうち、若宮がただのうつけではないこと、そして宮中が彼を排除しようとする勢力によって渦巻いていることに気づき始めます。
若宮の真意を探りながらも、次第に彼に仕える覚悟を決めていく雪哉。二人の運命的な主従関係が、ここから幕を開けます。
第2巻:動き出す陰謀と最初の試練
若宮不在の隙を突き、兄の長束を次期金烏に据えようとする動きが活発化。若宮は父である金烏代や重臣たちが集まる御前会議に乗り込み、自身の存在感を知らしめます。
しかし、その大胆な行動は敵を刺激する結果に。若宮と雪哉は、何者かによって送り込まれた刺客に襲われます。命の危険を身近に感じたことで、二人の絆はより一層強固なものになっていきます。宮中の闇が、いよいよ牙をむき始めました。
第3巻:雪哉、奈落の底へ
若宮は賭け事に負けた罰として、なんと雪哉を歓楽街である「谷間」に置き去りにしてしまいます。主に見捨てられた絶望の中、雪哉は谷間の厳しい現実を生き抜くことに。
しかし、これは若宮が雪哉を成長させるための過酷な試練でした。谷間での生活を通じて、雪哉は世の中の裏側を知り、情報を集める術を学びます。そして、この場所で若宮を陥れようとする陰謀の重要な手がかりを掴むことになるのです。
第4巻:后選びの舞台裏で蠢く闇
物語の舞台は、若宮の后候補たちが集う桜花宮へ。あせび、白珠をはじめとする四人の姫君たちの間で、華やかながらも熾烈な争いが繰り広げられます。
季節の儀式である「端午の儀」の最中、ついに大きな事件が発生。若宮暗殺計画が実行に移されますが、谷間で情報を得ていた雪哉の活躍と、若宮が仕掛けた奇策によって、犯人一味を追い詰めていきます。事件の裏で糸を引く、黒幕の存在が徐々に明らかになってきました。
第5巻:明かされる真実と迫る決断の時
これまでの事件をつなぐ伏線が、次々と回収されていきます。禁制の薬「仙人蓋」の存在、過去の因縁、そして后候補たちの秘密…。すべての点が線で結ばれたとき、若宮を狙う真の黒幕の輪郭が浮かび上がります。
忠誠を誓った主を守るため、雪哉は最後の戦いに身を投じます。そして、若宮もまた、自らの運命と向き合うことに。物語はクライマックスを迎え、二人の関係は読者の心を揺さぶる、感動的かつ余韻を残す結末へと向かっていきます。
物語の核心に迫る!重要伏線と結末の行方
『烏は主を選ばない』の物語は、多くの伏線が巧みに張り巡らされています。
- 若宮が「うつけ」を演じる理由:彼の奇行は、敵を欺き、真の目的を隠すためのものでした。その目的が明らかになった時、物語は大きく動きます。
- 登場人物たちの過去:特に后候補である白珠や、若宮の護衛である澄前などが抱える過去の出来事が、現在の事件に深く関わっています。
- 「金烏」という存在:八咫烏一族の長である金烏とは一体何なのか。その本質が、物語の結末で重要な意味を持つことになります。
これらの伏線がすべて回収された先に待つ結末は、単なる勧善懲悪では終わりません。それぞれの正義と哀しみ、そして雪哉と若宮が下す「選択」。彼らがどのような未来を選ぶのか、ぜひご自身の目で見届けてください。
アニメ版との違いは?漫画版を読むべき理由
アニメ版も非常にクオリティが高いですが、原作である漫画版にはまた違った魅力があります。
アニメでは物語のテンポを重視して時系列が再構成されている部分がありますが、漫画版ではキャラクターの細やかな心理描写や、伏線に至るまでの経緯がより丁寧に描かれています。
特に雪哉が谷間で経験する出来事や、后候補たちの間の緊張感は、漫画でじっくり読むことで、その深みをより一層感じられるでしょう。アニメでハマった方こそ、原作コミックを読むことで新たな発見があるはずです。
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雪哉と若宮が紡ぐ壮大な物語の始まりを、ぜひその目で確かめてみてください。
まとめ:ネタバレを知っても面白い!それが『烏は主を選ばない』の魅力
今回は、漫画『烏は主を選ばない』の第1話から最新巻までのあらすじを、結末のネタバレを含めてご紹介しました。
緻密なストーリー、魅力的なキャラクター、そして胸を打つ主従の絆。本作は、ただの和風ファンタジーではありません。宮廷ミステリーとしての完成度も非常に高く、読後には深い感動と余韻が残ります。
ネタバレを読んで物語の全体像を掴んだ上で、改めて第1話から読み返すと、散りばめられた伏線の見事さに驚かされるはずです。
ぜひこの機会に、『烏は主を選ばない』の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。


