【ご注意】この記事は、星野桂先生による漫画『D.Gray-man』の第1話から最新第255夜までの重大なネタバレを全面的に含んでいます。未読の方はご注意ください。
20年近くにわたり、多くのファンを魅了し続けるダークファンタジーの金字塔『D.Gray-man』。その壮大で謎に満ちた物語は、現在どこまで進んでいるのでしょうか?
この記事では、2025年9月現在の最新情報に基づき、アレン・ウォーカーの旅の軌跡を第1話から最新話まで、主要なエピソードごとに時系列で徹底解説します。物語の核心に触れる伏線や考察ポイントも交えながら、D.Gray-manの世界を改めて旅しましょう。
『D.Gray-man』の基本情報と最新刊
『D.Gray-man』(ディー・グレイマン)は、仮想19世紀末のヨーロッパを舞台に、千年伯爵が率いるAKUMA(アクマ)と、神の結晶「イノセンス」を武器に戦うエクソシストたちの姿を描いたダークファンタジー作品です。
週刊少年ジャンプでの連載開始後、掲載誌をジャンプSQ.、そして現在はジャンプSQ.RISEへと移し、その重厚な物語を紡ぎ続けています。
- 著者: 星野桂
- 連載誌: ジャンプSQ.RISE(集英社)
- 最新刊: 第29巻(2025年7月4日発売)
- 最新話: 第255夜(2025年7月頃 雑誌掲載)
物語は長期にわたりますが、今からでも追いつく価値は十分にあります。まずは壮大な物語の始まりを、お得な電子書籍でチェックしてみませんか?
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【時系列】D.Gray-manネタバレ|物語のあらすじを全網羅
ここからは、アレン・ウォーカーがエクソシストになってから最新話までの物語の流れを、主要なアーク(章)ごとに分けて解説していきます。
序盤:AKUMAとの邂逅と黒の教団(第1話〜第40夜)
物語は、左腕に十字架が刻まれた銀髪の少年、アレン・ウォーカーが黒の教団を訪れるところから始まります。彼は、悲劇から生まれる殺戮兵器「AKUMA」を見抜く呪われた左目と、対AKUMA武器「イノセンス」を宿す左腕を持つエクソシストでした。
育ての親であるマナをAKUMAにしてしまった悲しい過去を背負いながらも、「AKUMAと人間の魂を救済する」という信念を胸に、リナリー・リー、神田ユウ、ラビといった仲間たちと出会い、数々の任務をこなしていきます。この序盤では、世界を脅かす千年伯爵と、その傍系である「ノアの一族」の存在が少しずつ明らかになり、壮大な聖戦の幕開けを予感させます。
中盤・前半:ノアの一族との激化する戦い(第41夜〜第120夜)
千年伯爵に仕える13人の使徒「ノアの一族」が本格的に動き出し、エクソシストたちとの戦いは激化の一途をたどります。特に快楽を司るティキ・ミックや、夢を司るロード・キャメロットは、アレンたちを精神的にも肉体的にも追い詰める強敵として立ちはだかります。
江戸での戦いや、方舟をめぐる攻防では、仲間との絆、そしてイノセンスが「臨界点」を突破し進化する姿が描かれます。しかし、勝利の代償は大きく、アレンはティキによって心臓付近のイノセンスを破壊され、一度は戦線を離脱。この絶望的な状況から、アレンのイノセンスは「神ノ道化(クラウン・クラウン)」へと進化を遂げ、彼の戦いは新たなステージへと進むのです。
この息を呑む激闘の数々は、単行本で一気に読むのがおすすめです。
中盤・後半:教団の闇と「14番目」の覚醒(第121夜〜第200夜)
黒の教団本部がノアの襲撃を受け、物語は教団内部の闇にも焦点を当てていきます。イノセンスとの適合者を生み出すための非人道的な実験や、アレンの中に眠る「14番目のノア」の存在が、彼を教団からも追われる立場へと変えていきます。
「14番目」とは、かつて千年伯爵を裏切ったとされるノアであり、そのメモリー(記憶)がアレンの中に宿っていることが判明します。アレンはエクソシストでありながらノアでもあるという矛盾した存在となり、敵であるはずのノア、そして味方であるはずの教団、その両方から追われる孤独な逃亡生活を余儀なくされるのです。
HALLOW〜アルマ=カルマ編:神田の過去と悲劇の連鎖(第165夜〜第205夜)
アニメ『D.Gray-man HALLOW』でも描かれた、物語屈指の重要エピソードです。ここでは、神田ユウの壮絶な過去が明かされます。
かつて教団が行っていた第二エクソシスト計画の被験者であった神田と、その唯一の友アルマ=カルマ。二人の間には悲しい約束と裏切りがあり、その因縁が現在のアレンたちを巻き込む巨大な悲劇へと発展します。アレンは神田を救うために「14番目」の力を使い、その結果、教団から完全に反逆者と見なされてしまいます。仲間との絆と、抗えない運命との間で揺れるアレンの苦悩が深く描かれる、涙なしには読めないエピソードです。
過去編:アレンの起源とマナの真実(第246夜〜第254夜/単行本29巻)
長年の謎であったアレンの幼少期、サーカス団で「赤腕」と呼ばれていた時代の記憶が、ついに紐解かれます。そこで描かれるのは、孤独だったアレンが道化師のマナ・ウォーカーと出会い、親子のような絆を育んでいく温かい日々でした。
しかし、その幸せは長くは続きません。マナの突然の死、そして千年伯爵の甘言によってアレンがマナをAKUMAにしてしまう「始まりの悲劇」の真相が、衝撃的な事実と共に明かされます。マナとは何者だったのか? そして、アレンの中に宿る「14番目」ネアとマナの関係とは? 物語の根幹を揺るがす真実が明かされるこのエピソードは、最新刊29巻に収録されています。
全ての謎が繋がる瞬間を、ぜひご自身の目でお確かめください。
D.Gray-manの主要登場人物
複雑に絡み合う物語を彩る、魅力的なキャラクターたちを簡単にご紹介します。
- アレン・ウォーカー: 本作の主人公。呪われた左目と寄生型のイノセンスを持つエクソシスト。その体内には「14番目のノア」が宿る。
- 千年伯爵: AKUMAを製造し、世界を終焉に導こうとする本作の宿敵。その正体は多くの謎に包まれている。
- 神田ユウ: 刀のイノセンス「六幻」を操るエクソシスト。アレンとは衝突が多いが、その根底には固い絆がある。
- リナリー・リー: 装備型のイノセンス「黒い靴(ダークブーツ)」で戦うヒロイン。仲間を家族のように想う心優しい少女。
- ラビ: 歴史を記録する「ブックマン」の後継者。イノセンス「鉄槌」を自在に操る。
- ノアの一族: 千年伯爵に仕える13人の使徒。それぞれが特異な能力を持ち、エクソシストたちの前に立ちはだかる。
物語の核心に迫る重要用語と伏線
D.Gray-manをより深く楽しむために、知っておきたいキーワードと、未だ解明されていない謎(伏線)をいくつかご紹介します。
重要用語
- イノセンス: 神によって作られたとされる奇跡の物質。AKUMAを破壊できる唯一の武器。
- AKUMA(アクマ): 千年伯爵が、大切な人を亡くした人間の悲しみの心を利用して作り出す殺戮兵器。
- ハート: 全てのイノセンスの核となる存在。これを破壊されると、全てのイノセンスが消滅すると言われている。
- アポクリフォス: 「ハート」を守るためだけに存在する、自律型のイノセンス。アレンを狙い、執拗に追跡する。
- ブックマン: いかなる組織にも属さず、世界の歴史(裏の歴史)を中立の立場で記録し続ける一族。
注目の伏線・考察ポイント
- 千年伯爵とマナ、ネア(14番目)の関係: 最も核心的な謎。なぜ千年伯爵は二つに分かれたのか? マナが目指した目的とは?
- 「ハート」の在り処と正体: 長年明かされていない「ハート」はどこにあるのか。もしかしたら、既知の人物が適合者なのかもしれません。
- アレンの失われた記憶: サーカス団より前の記憶がないアレン。彼の本当の出自には、まだ秘密が隠されている可能性があります。
- クロス・マリアン元帥の行方: アレンの師匠であり、多くの秘密を知る重要人物。彼の生死や目的は、物語の鍵を握っています。
最新話(第255夜)の展開と今後の予想
単行本29巻の続きとなる最新話(第255夜)では、アレンたちが聖戦の真実が眠るとされる「キャンベル邸」を目指すための新たな一歩を踏み出します。
過去の記録が眠る古書店で、彼らはブックマン一族の痕跡に触れることになります。一方、ノアの一族も新たな動きを見せ、物語は再び大きく動き出そうとしています。
アレンの中に眠るネアの目的、そして千年伯爵の真意とは一体何なのか。アレンを支える仲間たちの運命は? すべての謎が収束していくであろう今後の展開から、ますます目が離せません。
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壮大なスケールで描かれる『D.Gray-man』。物語が複雑だからこそ、第1巻から最新刊まで一気に読み返すことで、散りばめられた伏線やキャラクターたちの心情の変化をより深く味わうことができます。
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よくある質問(FAQ)
Q. D.Gray-manは完結した?
A. 2025年9月現在、完結していません。ジャンプSQ.RISEにて連載中です。
Q. 単行本は何巻まで出てる?
A. 2025年7月4日に発売された第29巻が最新刊です。
Q. アニメで描かれたのは原作のどこまで?
A. 2016年に放送されたアニメ『D.Gray-man HALLOW』は、原作の第205夜「アルマ=カルマ編」のクライマックスあたりまでを描いています。その続きはコミックスで読む必要があります。
まとめ:今こそ『D.Gray-man』を読み返す絶好のタイミング!
この記事では、『D.Gray-man』の第1話から最新話までの壮大な物語をネタバレありで解説しました。
長年の謎であったアレンの過去が明かされ、物語は最終章に向けて大きく動き出しています。これから物語の核心に迫っていくことは間違いありません。これまでの伏線を振り返りながら最新話に追いつくなら、今が最高のタイミングです。
まだ読んだことがない方も、途中で読むのをやめてしまった方も、この機会にぜひ『D.Gray-man』の奥深い世界に触れてみてください。アレン・ウォーカーの魂の救済をめぐる旅は、きっとあなたの心を強く揺さぶるはずです。