この記事は、くまがい杏子先生が描く大人気タイムリープ・ラブストーリー『片翼のラビリンス』のネタバレを、第1話から最終話まで徹底解説します。
「結末はどうなるの?」「都と司の関係は?」「タイムリープの謎って?」
そんなあなたの疑問に、物語の時系列に沿ってお答えします。この記事を読めば、『片翼のラビリンス』の壮大な物語の全貌がわかります。
※注意:本記事は作品の結末を含む重大なネタバレを記載しています。未読の方は、まず作品を読んでからお楽しみいただくことを強くおすすめします。
『片翼のラビリンス』とは?作品概要と配信情報
『片翼のラビリンス』は、『あやかし緋扇』や『チョコレート・ヴァンパイア』で知られるくまがい杏子先生による、切ない恋と謎が交差するタイムリープ・ラブストーリーです。Sho-Comi(小学館)で連載され、コミックスは全10巻で完結しています。
過去に戻って運命を変えようとする主人公のひたむきな姿と、複雑に絡み合う人間関係、そして読者の予想を裏切る衝撃的な展開が多くの読者の心を掴みました。2025年現在も、コミックシーモアをはじめとする電子書籍ストアで全巻配信されており、一気読みできる人気作品です。
主要キャラクター紹介
物語を彩る魅力的な登場人物たち。彼らの想いが、時を超えて物語を動かしていきます。
- 小栗 都(おぐり みやこ)
本作の主人公。少しぽっちゃり体型なことを気にしている心優しい女子高生。姉の恋人である大翔に片思いしている。ある日手に入れた「鍵」の力で、過去へタイムリープする。 - 城田 司(しろた つかさ)
都の幼なじみで、クールな印象のミステリアスな青年。常に都のことを気にかけており、物語の最も重要な秘密を握る人物。 - 時原 大翔(ときはら ひろと)
都の片思いの相手で、学校の人気者。都の姉である蛍と付き合っている。彼の存在が、タイムリープの大きなきっかけとなる。 - 小栗 蛍(おぐり ほたる)
都の自慢の姉。才色兼備で、大翔と交際している。妹想いだが、彼女もまた秘密を抱えている。 - 華本(はなもと)
都の親友。都の恋を応援するが、彼女の行動もまた物語に影響を与えていく。
【ネタバレ】時系列で追う『片翼のラビリンス』のあらすじ
ここからは、物語の核心に触れるネタバレを含みます。第1巻から最終巻までの流れを、時系列に沿って解説していきます。
第1巻:後悔から始まるタイムリープ
主人公・都は、片思いの相手・大翔が姉の蛍と付き合っていることを知り、失恋の痛みを抱えていました。「もし、あの時に戻れたら…」そんな後悔に暮れる都のもとに、ある日、謎の手紙と1本の鍵が届きます。その鍵は、なんと過去に戻ることができる魔法のアイテムでした。
都は、大翔との未来を変えるため、勇気を出して2年前の過去へタイムリープすることを決意します。ここから、彼女の運命を懸けた「やり直し」の物語が幕を開けるのです。
第2巻~第4巻:複雑に絡み合う運命と司の秘密
過去に戻り、大翔にアプローチを試みる都。しかし、彼女の行動は、まるで蝶の羽ばたきのように、周囲の人々の運命を少しずつ、しかし確実に変えていきました。良かれと思って取った行動が、思わぬ悲劇を生んでしまうことも…。
そんな中、都の前に立ちはだかるのが幼なじみの司です。彼はなぜか都のタイムリープを知っており、その行動を止めようとします。そして、衝撃の事実が明かされます。実は司もまた、都を救うために何度も過去へ戻っていたタイムリーパーだったのです。彼の口から語られる「都の自殺」という未来。物語は単なる恋愛マンガから、命を懸けたサスペンスへと大きく舵を切ります。
第5巻~第7巻:未来からの訪問者と「両翼の鍵」の真相
物語はさらに加速します。なんと、都が想いを寄せていた大翔までもが、8年後の未来からやってきたタイムリーパーだったことが判明するのです。複数の時間軸から来た者たちが入り乱れ、物語はまさに「ラビリンス(迷宮)」の様相を呈します。
自分の行動が、誰かの未来を大きく歪めてしまったことを知った都は、絶望しながらも、全員が幸せになれる未来を探すことを決意。その鍵となるのが、2本で1つとなる「両翼の鍵」の存在でした。この鍵が持つ本当の力とは何なのか?謎が謎を呼ぶ展開にページをめくる手が止まりません。
第7巻~第9巻:全員を救うための苦難の道
「両翼の鍵」を手にし、高校の入学式当日という物語の大きな分岐点へ戻ることを決意した都。彼女は、自分と司、大翔、蛍、華本…大切な人たち全員が笑顔になれる未来を創るために奔走します。
しかし、運命はあまりにも残酷です。誰かを救えば、誰かが傷つく。完璧な未来など存在しない現実に、都は何度も打ちのめされます。蛍の失踪、未来からの警告、すれ違う想い…。それでも諦めない都の姿は、読む者の胸を強く打ちます。
第10巻(最終巻):たどり着いた未来と感動の結末
すべての謎が解き明かされ、都が最後に選んだ未来。それは、多くの犠牲と選択の末にたどり着いた、たったひとつの答えでした。
最終話では、これまでの伏線が見事に回収され、登場人物たちはそれぞれの幸せを見つけます。特に、長い時をかけてすれ違い続けた都と司の関係には、ついに決着の時が訪れます。海辺での約束、そして花火が彩る夜空の下で交わされる想い…。その感動的なラストシーンは、ぜひご自身の目で確かめてみてください。コミックス版では加筆修正もされており、より一層深い余韻に浸ることができるはずです。
物語を読み解く3つのキーポイント
『片翼のラビリンス』をより深く楽しむために、物語の核心となる3つのポイントを解説します。
- 「鍵」が示すタイムリープのルール
物語の象徴である「鍵」。片方だけの「片翼の鍵」と、2つで1つとなる「両翼の鍵」では、飛べる時間の規模やルールが異なります。この鍵を誰が、いつ、どう使うのかが、運命の分岐点となります。 - それぞれの想いを抱えたタイムリーパーたち
主人公の都だけでなく、司や大翔もまたタイムリーパーです。彼らが何のために過去や未来からやって来たのか、その目的が明らかになるにつれて、物語の様相は一変します。それぞれの正義と想いがぶつかり合う人間ドラマは必見です。 - 「本当の幸せ」とは何かというテーマ
「全員が幸せになる未来」を追い求めた都。しかし、物語は「誰かの幸せは、誰かの犠牲の上に成り立つのではないか?」という重いテーマを読者に問いかけます。恋愛だけでなく、倫理観や運命について深く考えさせられる、骨太なストーリーが本作最大の魅力です。
衝撃の結末を考察!都と司が選んだ未来とは?
多くの読者が涙した『片翼のラビリンス』の結末。都は最終的に、たった一つの未来を選択します。それは、過去の過ちや後悔をすべて受け入れた上で、「今、隣にいる人を大切にする」という決断でした。
タイムリープという禁断の力に頼るのではなく、自分の足で未来を歩んでいくことを選んだ都。そして、そんな彼女をずっと支え続けてきた司。二人が迎える結末は、決して派手なものではないかもしれません。しかし、幾多の困難を乗り越えたからこそたどり着いた、穏やかで、どこまでも温かい未来です。
ラストの花火のシーンで司が都に告げる言葉は、この物語のすべてを象徴しています。ぜひ、その感動をご自身の目で確かめてみてください。
『片翼のラビリンス』に関するよくある質問(FAQ)
- Q. 最終的に都は誰と結ばれますか?
- A. 物語の結末で、都は彼女をずっと一途に想い続けてきた城田司と結ばれます。
- Q. 漫画は何巻まで出ていますか?完結していますか?
- A. コミックスは全10巻で完結済みです。電子書籍でも全巻配信されています。
- Q. アニメ化や実写化はされていますか?
- A. 2025年11月現在、アニメ化や実写化の情報はありません。原作漫画のみで楽しむことができます。
まとめ:『片翼のラビリンス』をお得に読むならコミックシーモア!
今回は、くまがい杏子先生の『片翼のラビリンス』のネタバレあらすじと結末について、詳しく解説しました。
単なるタイムリープ恋愛ものに留まらない、緻密なストーリー構成と、登場人物たちの切ない想いが織りなす人間ドラマは、一度読み始めたら止まらなくなること間違いなしです。
この記事を読んで少しでも興味が湧いた方は、ぜひ原作を手に取ってみてください。文字だけでは伝えきれないキャラクターの表情や、息をのむようなシーンの迫力は、漫画でしか味わえません。
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