【完全版】殺戮の天使 ネタバレまとめ|第1話〜最終話(結末・考察付き)

【完全版】殺戮の天使 ネタバレまとめ|第1話〜最終話(結末・考察付き) 少女マンガ
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【ご注意】この記事は、漫画『殺戮の天使』の結末を含む重大なネタバレを徹底解説しています。まだ物語の結末を知りたくない方は、先に作品をお読みいただくことを強くおすすめします。

記憶を失った少女レイと、顔を包帯で覆った殺人鬼ザック。二人が交わした「殺して」と「殺す」という奇妙な約束の行方とは?この記事では、謎に満ちたビルからの脱出劇を、フロアごとに時系列で追いながら、物語の核心と感動のラストシーンまでを詳しくご紹介します。

この記事でわかること

  • 『殺戮の天使』の第1話から最終話までのあらすじ
  • レイチェルとザックの”約束”の真相
  • 物語の結末と感動のラストシーン
  • アニメ版と漫画版の違い

『殺戮の天使』とは?作品の基本情報

『殺戮の天使』は、もともとゲーム制作者・真田まこと氏によるフリーゲームが原作のサイコホラーアドベンチャーです。その独特な世界観と、レイチェルとザックという二人の主人公が織りなす危うくも切ない関係性が大きな話題を呼び、漫画化、アニメ化、さらには舞台化と、様々なメディアで展開されています。

今回ご紹介するのは、名束くだん先生が手掛けるコミック版で、全12巻で美しく完結しています。

  • 原作: 真田まこと
  • 漫画: 名束くだん
  • 巻数: 全12巻(完結)

ゲームの持つ独特の雰囲気を、繊細かつ迫力のある作画で見事に再現しており、キャラクターの細かい表情や心理描写がより深く楽しめるのが魅力です。まだ読んだことがない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。

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【ネタバレ】『殺戮の天使』のあらすじを階層ごとに徹底解説

ここからは、物語の核心に触れるネタバレを含みます。レイとザックの旅路を、階層(フロア)ごとに追いかけていきましょう。

B7:目覚めと謎の始まり

物語は、少女レイチェル・ガードナー(レイ)が、冷たい石の床の上で見知らぬビルの一室で目覚めるところから始まります。彼女は自分の名前以外、なぜここにいるのか、過去に何があったのか、一切の記憶を失っていました。壁に刻まれた「お前は誰だ?」という不気味なメッセージ。レイは、状況を理解できないまま、上の階を目指して歩き始めます。

B6:殺人鬼ザックとの歪な”約束”

B6フロアにたどり着いたレイが出会ったのは、全身を包帯で覆い、巨大な鎌を携えた殺人鬼アイザック・フォスター(ザック)。感情のままに破壊と殺戮を繰り返すザックは、感情の読めないレイに戸惑いを見せます。一方、レイは絶望的な状況の中で、ザックに「私を殺して」と懇願します。頭が良くビルからの脱出方法を考えられるレイと、強靭な肉体で物理的な障害を破壊できるザック。二人は「ここから出る手助けをする代わりに、出られたらお前を殺してやる」という奇妙な”約束”を交わし、共に行動することになります。

B5〜B3:各階の異常な”住人”たちとの死闘

ビルは各階ごとに異常な”住人(フロアマスター)”が支配する領域でした。レイの美しい”眼”に異常な執着を見せるダニー(B5)、レイを自分のお墓に埋めようとする少年エディ(B4)、そして快楽的に”罪人”を処罰する看守キャシー(B3)。次々と襲いかかる試練や罠を、レイの知恵とザックの力で乗り越えていく中で、二人の間には単なる協力者以上の、不思議な絆が芽生え始めます。

B2:神父グレイと明かされる施設の”実験”

B2フロアで二人を待っていたのは、神父の姿をした男、グレイ。彼はこのビルが、人間を観察するための”実験場”であることを明かします。そして、レイの過去の記憶を呼び覚ますための試練を与えます。この階で、レイは自分がなぜ”死”を望むのか、その根源にある自身の”罪”と向き合い始めることになります。

B1:全ての真相とレイチェルの”罪”

ついに最上階であるB1にたどり着いた二人。そこは、レイがかつて住んでいた家を模したフロアでした。ここで、レイの失われた記憶が完全に蘇ります。彼女の両親は不仲の末に父親が母親を殺害し、その父親をレイ自身が撃ち殺していたのです。そして、レイは両親の亡骸を、自分が理想とする”完璧な家族”にするために縫い合わせていたのでした。自分の犯した罪を自覚したレイは、ザックに「完璧な私を殺して」と改めて願うのでした。

【結末】『殺戮の天使』最終話のその後|二人の約束の行方は?

全ての真相が明らかになり、ビルは崩壊を始めます。瀕死の重傷を負いながらも、ザックはレイを抱えて炎の中から脱出に成功。しかし、そこで二人は警察に発見されてしまいます。

ザックは殺人鬼として逮捕され、レイは心のケア施設に保護されることに。離れ離れになった二人。ザックには死刑判決が下り、レイは無気力な日々を送ります。このまま二人の物語は、悲劇的な結末を迎えるかに思われました。

しかしある夜、施設の窓ガラスがけたたましい音を立てて割れます。そこに立っていたのは、刑務所から脱走してきたザックでした。

「泣くな、笑え」

そう言って手を差し伸べるザック。レイはためらうことなくその手を取ります。

「一緒に来てくれるんだろ?」

血に濡れた鎌が床に落ち、二人は月明かりの中へと消えていきます。彼らがどこへ向かったのか、そしてザックがレイとの”約束”を果たしたのか。その答えは、読者の想像に委ねられる形で、物語は幕を閉じるのです。

▼二人の約束の結末を、あなた自身の目で見届けてください!

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考察:レイの「死にたい」という願いの本当の意味

物語を通して、レイは一貫して「死にたい」と願っています。しかし、それは単なる自暴自棄な願いではありません。彼女にとっての”死”とは、自分の犯した罪に対する”罰”であり、”神”に誓いを立てたザックによって殺されることで初めて救われると信じていたのです。

一方のザックは、嘘を嫌う純粋な殺人鬼。彼にとってレイとの”約束”は、何よりも重い誓いでした。最初はただの獲物だったレイが、共に死線を乗り越えるうち、いつしか守るべき唯一無二の存在へと変わっていきます。二人の関係は、殺人鬼と獲物という歪な形から始まりながらも、最終的には誰よりも強い信頼で結ばれたパートナーへと昇華していくのです。

Q&A:『殺戮の天使』でよくある質問

Q. アニメと漫画で結末は違いますか?
A. 物語の大きな流れや結末は、アニメと漫画で同じです。ただし、漫画版の方がキャラクターの心理描写がより丁寧に描かれていたり、細かいエピソードが追加されていたりする部分があります。特に、レイとザックの心情の機微を深く味わいたい方には、漫画版を読むことをおすすめします。

Q. 前日譚『Episode.0』も読んだ方がいいですか?
A. 『殺戮の天使 Episode.0』は、ダニーやキャシー、グレイといったフロアマスターたちの過去を描いた前日譚です。本編のビルがどのようにして作られたのか、彼らがなぜ”殺人鬼”になったのかが描かれており、読むことで本編の物語をより深く理解できます。本編を読み終えて、世界観にさらに浸りたい方には必読の作品です。

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まとめ:『殺戮の天使』は歪で美しい絆の物語

この記事では、漫画『殺戮の天使』のあらすじから結末までをネタバレありでご紹介しました。ホラーやサスペンスというジャンルでありながら、その本質はレイとザックという二人の孤独な魂が惹かれ合い、救済を見出すまでの感動的な物語です。

ネタバレを読んで興味が湧いた方は、ぜひコミックで二人の旅路を追体験してみてください。文字だけでは伝えきれない、繊細な作画と演出が、あなたを『殺戮の天使』の世界へ深く引き込んでくれるはずです。

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