『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』の王位継承戦編において、一際異質な存在感を放つキャラクター、モレナ=プルード。彼女の言動には、カキン帝国の暗部や凄惨な過去が色濃く反映されています。
「この世界を壊したい」と願う彼女の動機はどこから来るのか?
作中で断片的に語られる「二線者」としての生い立ちや「謝肉祭」のトラウマ、そしてファンの間で囁かれる「本物と入れ替わっているのではないか?」という正体に関する考察は、今後の物語を読み解く上で非常に重要です。
この記事では、2025年12月現在の最新情報を基に、モレナ=プルードの過去と正体、そして彼女が持つ危険な念能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」について徹底解説します。
※ご注意※
本記事には『HUNTER×HUNTER』王位継承戦編(暗黒大陸編)のネタバレが含まれます。コミックス派、アニメ派の方はご注意ください。
モレナ=プルードとは|王位継承戦のジョーカー
モレナ=プルードは、カキン帝国のマフィア「エイ=イ一家」の組長を務める女性です。カキン帝国の第四王子ツェリードニヒがケツモチをする組織のトップでありながら、彼女自身もカキン王家の血を引く人物として描かれています。
整った容姿とは裏腹に、その左頬から口元にかけては大きな2本の傷跡が走っています。この傷こそが、彼女の凄惨な過去とカキンの闇を象徴する刻印なのです。
登場シーンと役割
彼女は王位継承戦の最中、ブラックホエール1号内にて「ゲーム」を開始します。それは王子たちが争う継承戦のルールを無視し、船内の人間を無差別に巻き込んで自身の勢力を拡大させるというもの。
既存の秩序を守ろうとする他のマフィア(シュウ=ウ一家、シャ=ア一家)やハンター協会、幻影旅団とも敵対し、船内を混沌(カオス)へと導く「ジョーカー」的な役割を担っています。
モレナの過去まとめ|二線者と謝肉祭の闇
モレナというキャラクターを理解する上で避けて通れないのが、カキン帝国の身分制度と彼女の過去です。
出自:忌むべき「二線者」という存在
モレナは現カキン国王ナスビ=ホイコーロと愛人の間に生まれた婚外子です。カキン帝国において、正妻以外の子供は「二線者(にせんもの)」と呼ばれ、表舞台に出ることを許されません。
二線者は生まれた瞬間から顔に刃物で傷をつけられ、王位継承権を持たない「決して表に出てはいけない存在」として扱われます。モレナの顔にある傷は、この因習によるものです。
謝肉祭での凄惨な体験
作中やファンの考察で度々議論になるのが「謝肉祭」というキーワードです。カキン帝国における謝肉祭がどのような儀式かは詳細に明言されていませんが、モレナの言動からは、それが二線者にとって極めて屈辱的で凄惨なイベントであったことが示唆されています。
彼女はこの理不尽な世界構造そのものを憎んでおり、単なる王位継承ではなく「すべての破壊」を目論むようになりました。彼女の虚無感と破壊衝動は、この過去の体験に根ざしていると考えられます。
「本物は死亡し、入れ替わった」説の真相
検索キーワードでも注目されているのが「モレナ入れ替わり説」です。これは、過去の回想や言動の矛盾点から「本来のモレナ=プルードは既に死亡しており、現在のモレナは『死者の念』あるいは何らかの能力で成り代わった別人ではないか?」という考察です。
しかし、現段階(2025年12月時点)の原作情報では、彼女が別人であると断定できる決定的な証拠は提示されていません。むしろ、過去のトラウマを背負ったまま歪んで育った「本人」であるからこそ、あの強烈なカリスマ性と呪詛のような念能力が発現したと考えるのが自然でしょう。
念能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」の脅威
モレナの過去が動機だとすれば、その手段となるのが彼女の特異な念能力です。
能力の仕組みとゲーム性
能力名:恋のエチュード(サイキンオセン)
この能力は、モレナの唾液を通じて他者に「発症」させ、念能力者(構成員)を鼠算式に増やすことができる感染型の能力です。
- メンバー数: 最大23名(+モレナ)
- レベル制: 人を殺すごとにレベルが上がり、オーラ総量が増加する。
- レベル20: 独自の念能力を開花できる。
- レベル100: 自身が新たな「0患者(ゼロかんじゃ)」となり、独自のコミュニティを作れるようになる。
この「レベル100になれば誰でも王になれる(感染源になれる)」というシステムは、血統によって王が決まるカキン帝国のシステムへの痛烈なアンチテーゼとなっています。
発症条件と「キス」の意味
メンバーを増やす条件は、モレナとの濃厚な接触(主にキス)です。これは単なる儀式ではなく、彼女の唾液に含まれるオーラを取り込むことで発症すると考えられます。
過去に傷つけられ、二線者として虐げられた彼女が、他者と「愛」のような行為(キス)を通じて「殺人兵器」を生み出すという皮肉。ここにも彼女の歪んだ過去の影響が見て取れます。
なぜモレナの過去がこれほど「凄惨」に語られるのか
読者がモレナに惹きつけられる理由は、彼女が単なる悪役ではないからです。彼女はカキン帝国という巨大な国家が生み出した「被害者」でもあります。
カキンの闇である「壺中卵の儀」や王位継承戦の残酷さは、上位の王子たちにとっては権力闘争ですが、モレナのような二線者にとっては「生まれたことへの罰」でしかありません。彼女の「クソ溜めみたいな世界」という発言は、底辺から見たカキン帝国の真実を突いています。
原作のここを注目すると面白い
モレナ=プルードを中心に物語を読み返す際、以下のポイントに注目するとより深く楽しめます。
- 背景の描写: 船内のモブキャラクターや信者たちの視線。彼らがモレナに向ける目は、恐怖よりも狂信的な憧れに近いです。
- ツェリードニヒとの対比: 表の王位を狙う天才ツェリードニヒと、裏からすべてを壊そうとするモレナ。二人の関係性が今後どう決着するのか。
- 言葉の端々: モレナが時折見せる冷めた表情や、感情の欠落した言葉選びから、過去に感情を「殺された」瞬間を想像することができます。
よくある疑問(FAQ)
ここで、モレナに関してよく検索される疑問を整理します。
- Q. モレナは幻影旅団とどう関わる?
- A. エイ=イ一家は旅団とお宝(王族)を巡って対立関係にありますが、ヒソカ捜索の混乱に乗じて旅団を利用しようとする動きも見せています。特にノブナガたちとの因縁は深まっています。
- Q. モレナの顔の傷は治せる?
- A. 「マチ」の念糸縫合や「大天使の息吹」のような能力があれば物理的には可能かもしれません。しかし、彼女にとってあの傷は復讐の誓いそのものであり、治す意思はないと思われます。
- Q. モレナは最終的にどうなる?
- A. 多くの読者が「悲劇的な最期」を予想しています。しかし、彼女の能力が「感染」して残る性質上、モレナ個人の死後もその意志(カキンへの悪意)は誰かに引き継がれる可能性があります。
まとめ&今後の注目ポイント
モレナ=プルードは、カキン帝国の「影」を象徴するキャラクターです。彼女の行動原理には、二線者として受けた凄惨な過去と、歪んだ社会システムへの復讐心が深く刻まれています。
今後、王位継承戦が佳境に入るにつれ、彼女の「本当の正体」や「過去の全貌」がさらに明かされる瞬間が来るでしょう。その時、彼女は世界を壊す悪魔となるのか、それとも悲しき革命家として散るのか。最新話の展開から目が離せません。
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