名探偵コナン『14番目の標的(ターゲット)』犯人は誰?小五郎はなぜ英理を撃ったの?

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劇場版名探偵コナンの中でも、初期の傑作として名高い第2作『14番目の標的(ターゲット)』。
ミステリーとしての完成度はもちろん、毛利小五郎の過去や妃英理との関係性が深く描かれることから、2026年現在でもファンの間で根強い人気を誇っています。

「犯人は結局誰だったっけ?」
「なぜ小五郎は愛する妻・英理を撃ったの?」

そんな疑問を持つ方のために、この記事では本作の犯人や動機、そして物語の核心である小五郎の発砲理由について徹底解説します。

※ここから先は『名探偵コナン 14番目の標的』の核心部分に触れるネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

犯人は沢木公平!14番目の標的のネタバレ解説

結論から申し上げますと、一連の事件の犯人はソムリエの沢木公平(さわき こうへい)です。

物語序盤では、目暮警部や阿笠博士など、毛利小五郎の身近な人々が「トランプの数字」になぞらえて次々と襲われます。刑務所から仮出所したばかりの村上丈による復讐劇かと思われましたが、それは真犯人が仕組んだミスリードでした。

トランプになぞらえた連続殺人のトリック

沢木公平は、自身のターゲットを殺害する計画をカモフラージュするために、村上丈の犯行に見せかける計画を立てました。
ターゲット以外の人物(目暮警部や妃英理など)を襲ったのは、警察の目を「小五郎への恨みを持つ者(村上丈)」に向けさせるためであり、いわば数合わせのための被害者だったのです。

彼の計画性は極めて冷徹で、自分の名前にある「公(ハム=8)」や「平(兵卒)」といった要素を利用し、自分自身も被害者の一人であるかのように装う自作自演まで行いました。

真犯人・沢木公平の動機

温厚なソムリエである沢木が、なぜこれほど凶悪な犯行に及んだのか。
その動機は、「ソムリエとしてのプライドと味覚」を奪われたことへの復讐です。

彼はストレス等が原因で味覚障害(味覚を失うこと)に陥っていました。その原因を作った、あるいはソムリエとしての尊厳を傷つけた人物たち(実業家の旭勝義、モデルの小山内奈々、作家の仁科稔など)を許せなかったのです。

完璧主義者である彼は、味覚を失いソムリエを続けられなくなる絶望から、その原因となった人物たちを「人生の汚点」として消し去ろうとしました。

なぜ小五郎は英理を撃ったのか?衝撃の真相

本作のもう一つの大きなテーマは、毛利小五郎が警察を辞めるきっかけとなった過去の事件です。
映画のクライマックスでは、犯人の沢木が蘭を人質に取ります。この状況は、かつて小五郎が刑事時代に直面した状況と酷似していました。

かつて、逮捕された村上丈が逃走を図り、妃英理を人質に取った際、小五郎は迷わず拳銃を発砲しました。
弾丸は英理の足をかすめ、彼女は負傷。結果として人質は解放されましたが、小五郎はこの発砲責任を問われ、警察を辞めることになったのです。

長年、蘭は「お父さんはお母さんを撃った」「人質の安全を無視した」と誤解し、心を痛めていました。
しかし、真実は違います。

人質を救うための「あえての発砲」

小五郎が英理を撃ったのは、ミスではありません。
「人質は足手まといになれば解放される」という鉄則に基づき、あえて英理の足を狙って負傷させることで、犯人が人質を連れて逃げられないように仕向けたのです。

これは刑事としての極めて冷静な判断であり、愛する妻を救うための苦渋の決断でした。英理もその意図を理解していましたが、幼かった蘭にはそれが伝わっていなかったのです。

クライマックスで、コナンもまた同じ状況下で蘭を救うために拳銃を構えます。
この時、コナンは小五郎の真意を完全に理解し、同じように蘭の足をかすめるような射撃を行いました。
「おっちゃんがなぜあの時撃ったのか」——その真実が新一(コナン)に受け継がれる演出は、シリーズ屈指の名シーンと言えるでしょう。

劇場版ならではの演出と見どころ

犯人探しや動機の解明だけでなく、本作には映画ならではの魅力的な演出が詰まっています。

  • アクアクリスタルの崩壊
    海中レストラン「アクアクリスタル」が崩壊していく中での脱出劇は、初期作品ながら迫力満点です。水を使ったサスペンス描写は、後の『絶海の探偵』や『黒鉄の魚影』にも通じる緊張感があります。
  • ZARDの主題歌
    エンディングテーマ『少女の頃に戻ったみたいに』は、蘭の心情や作品の切ない余韻に完璧にマッチしており、涙を誘います。
  • Aの予感
    キスシーン(人工呼吸ですが)など、新一と蘭の関係性を示唆するロマンチックな描写も見逃せません。

さらに詳しいコナン映画のネタバレや、関連する警察関係者のエピソードについては、以下の記事でも解説しています。

14番目の標的を視聴する方法と原作漫画

『14番目の標的』は公開から時間が経っていますが、2026年現在でも配信サービスなどで高画質で楽しむことができます。
小五郎のハードボイルドな一面や、若き日のコナンたちの活躍をぜひ映像で確認してみてください。

映画本編を観るならDMM TV

DMM TVでは、過去の劇場版名探偵コナンシリーズの特集や一括見放題配信が行われることがあります。アニメやエンタメ作品に強く、コストパフォーマンスも良いためおすすめです。

原作漫画で事件を振り返る

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まとめ:犯人は沢木だが、真の主役は小五郎

『14番目の標的』の犯人はソムリエの沢木公平でしたが、この映画の真の魅力は、毛利小五郎の「親としての、刑事としての覚悟」が描かれている点にあります。

「なぜ撃ったのか」という蘭の疑問が氷解するラストシーンは、ミステリーのカタルシスと家族愛の感動が見事に融合しています。
まだ観ていない方はもちろん、昔見たけれど内容を忘れてしまったという方も、この機会にぜひ見返してみてください。