アフターメルヘン ネタバレ(全話):1話〜最新(第10話)まであらすじと結末まとめ

アフターメルヘン ネタバレ(全話):1話〜最新(第10話)まであらすじと結末まとめ 女性マンガ
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「めでたし、めでたし」のその先にある、本当の物語を知りたくありませんか?田島生野先生が描くダークファンタジー『アフターメルヘン』は、誰もが知る童話の“その後”を鋭く、そして美しく描き出す話題作です。

この記事では、2025年9月現在で完結している『アフターメルヘン』の第1話から最新・最終話である第10話までの全話ネタバレあらすじを徹底解説します。物語の核心に触れる内容を含みますので、未読の方はご注意ください。

「結末が気になる」「もう一度物語を振り返りたい」という方は、ぜひ最後までお付き合いください。

『アフターメルヘン』の基本情報

まずは作品の基本情報からご紹介します。

  • 作者:田島生野
  • 連載媒体:マトグロッソ
  • 配信状況:単行本(上・下巻)で完結済み。分冊版も配信中。

物語は、廃品回収業を営むヤコブとヴィルヘルムの兄弟が、役目を終えた童話の登場人物たちから「不要になったモノ」を回収する、という一話完結形式で進みます。しかし、その“モノ”には、語られなかった苦悩や秘密が色濃く残されているのでした。

【ネタバレ注意】この記事の読み方

この記事は、単行本・下巻に収録された最終話までの物語の結末を含む、完全なネタバレ記事です。

「まだ読みたくない」「自分の目で結末を確かめたい」という方は、先に本編を読まれることを強くおすすめします。下のリンクからすぐに読むことができます。

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『アフターメルヘン』全話ネタバレあらすじ

それでは、各話のあらすじを詳しく見ていきましょう。

第1話:白雪姫

記念すべき最初の依頼主は、王子様と結ばれたはずの白雪姫。兄弟が回収に訪れたのは、七人のこびとたちとの生活を支えた品々でした。一見、幸福に満ちた城での生活。しかし、彼女の笑顔の裏には、王子との間に横たわる埋められない溝と、過去への郷愁が渦巻いていました。冷静に本質を見抜く兄ヤコブと、依頼主に感情移入する弟ヴィルヘルム。彼らが白雪姫の「心の澱」を回収した時、彼女が選んだ未来とは…?

第2話:シンデレラ

次の依頼は、シンデレラが残した「ガラスの靴」。王子様に見初められ、幸せの絶頂にいるはずの彼女。しかし、城での暮らしは、貴族社会のしがらみや、夫である王子の意外な本性に苦しめられる日々でした。美談として語られる物語の裏で、彼女が本当に手に入れたかったものは何だったのか。童話のロマンスが現実に変わる瞬間の、ほろ苦い真実が描かれます。

第3話:ラプンツェル(前後編)

高い塔から救出されたラプンツェル。しかし、彼女を待ち受けていたのは、過干渉な実の両親という新たな「塔」でした。育ての親であるゴーテルからの歪んだ愛情と、実の両親からの期待という二重の呪縛。彼女のトラウマを象徴する「髪」を巡り、物語は毒親問題という現代的なテーマに切り込みます。多くの読者が「最も心に刺さった」と語る、衝撃的なエピソードです。

第4話:裸の王様

虚飾と欺瞞に満ちた王様が依頼したのは、あの有名な「見えない衣装」。権威の象徴であったはずの衣装は、今や彼の愚かさを晒すだけの“ゴミ”と化していました。兄弟が回収を進める中で明らかになるのは、王だけでなく、彼を取り巻く人々の欲望と本音。皮肉と風刺に満ちた結末が、権力の本質を鋭く描き出します。

第5話:いばら姫(前編)

100年の眠りから覚めたいばら姫。しかし、彼女が目覚めた世界は、知る人のいない孤独な場所でした。王子との結婚も、周囲からは「美談」として消費されるだけ。長い眠りがもたらした時間的な断絶と、心と身体の不一致。彼女が抱える空虚さと違和感が、物語に不穏な影を落とします。物語は後編へと続き、このエピソードが上巻のラストを飾ります。

第6話:いばら姫(後編)

前編から続く、いばら姫の物語の結末。目覚めた後の日常に馴染めず、時が止まったままの彼女。王子との関係にも亀裂が生じ始めます。彼女が本当に望んでいたものは、おとぎ話のようなハッピーエンドだったのでしょうか。兄弟が彼女の「止まった時間」を回収したとき、切なくも残酷な真実が明らかになります。

第7話:赤ずきん

狼に襲われた恐怖の記憶は、赤ずきんの心に深い傷を残していました。依頼されたのは、狼の気配が染みついた品々。しかし、回収を進める中で、兄弟は事件の裏に隠された別の側面を目の当たりにします。トラウマとどう向き合うのか、そして「悪」とは一体何なのか。単純な勧善懲悪では終わらない、人間の内面の複雑さが描かれます。

第8話:青髭

多くの妻を殺害したとされる青髭。彼が残した屋敷には、開けてはならない「秘密の扉」がありました。兄弟が回収するのは、その扉の奥に隠された、暴力と支配の記憶。このエピソードでは、過去の罪がどのように残り、次の世代に影響を与えるのかという重いテーマが扱われます。シリーズの中でも特にダークな雰囲気が漂う一編です。

第9話:ヘンゼルとグレーテル(前編)

物語はついにクライマックスへ。お菓子の家から生還したヘンゼルとグレーテル。しかし、二人が経験した恐怖は、兄妹の関係性を決定的に変えていました。魔女の家から持ち帰った「遺物」を巡り、二人の間に生じる不和と疑念。彼らが森で失ったものは、帰り道だけではなかったのです。シリーズを通して描かれてきた「光と影」のテーマが、この兄妹の物語に集約されていきます。

第10話:ヘンゼルとグレーテル(後編)

『アフターメルヘン』の最終話。魔女の家での出来事の真相、そして兄妹が抱えるトラウマの正体が、ついに明らかになります。ヤコブとヴィルヘルムは、彼らの「めでたし」のその後を、どのように完結させるのでしょうか。すべての伏線が回収され、兄弟がこの仕事をする意味も示唆されます。読後、幸福とは何か、救いとは何かを深く考えさせられる、静かで美しい結末が待っています。具体的な結末は、ぜひご自身の目で見届けてください。

物語全体の考察|めでたしの“その後”に潜む光と影

『アフターメルヘン』の魅力は、単に童話の裏側を描くだけでなく、「めでたし、めでたし」という言葉で覆い隠されてしまう人間の感情や社会の歪みを丁寧に描き出す点にあります。

兄弟の仕事である「廃品回収」は、幸福な結末の裏で生まれる心の澱(おり)やトラウマ、不都合な真実を浄化する儀式のようにも見えます。冷静に現実を見つめる兄ヤコブと、物語の登場人物に寄り添う弟ヴィルヘルム。この対照的な二人の視点を通して、読者はひとつの物語を多角的に見つめ直すことができるのです。

特に「ラプンツェル」で描かれた毒親問題や、「ヘンゼルとグレーテル」で描かれたサバイバーズ・ギルト(生存者の罪悪感)など、現代社会にも通じる普遍的なテーマが、物語に深い奥行きを与えています。

『アフターメルヘン』はどこで読める?お得な購入方法

『アフターメルヘン』は、電子書籍サイトで手軽に読むことができます。特におすすめなのが、コミックシーモアです。

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下巻には描き下ろしエピソードも収録されているため、作品の世界をより深く楽しみたい方は単行本での購入が良いでしょう。

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よくある質問(FAQ)

Q:分冊版と単行本の内容は違いますか?

A:物語の基本的な内容は同じです。しかし、単行本には連載時にはなかった描き下ろしのおまけ漫画やイラストが収録されている場合があります。また、ページ構成も単行本用に調整されているため、より没入感を持って読みたい方には単行本がおすすめです。

まとめ|『アフターメルヘン』のネタバレを読んで気になったら

この記事では、田島生野先生の『アフターメルヘン』の全話ネタバレあらすじと考察をお届けしました。

「めでたし、めでたし」のその先にある、切なくも美しい真実の物語。おとぎ話の裏側に隠された登場人物たちの人間らしい葛藤や苦悩は、きっとあなたの心に深く響くはずです。

ネタバレを読んで少しでも作品が気になった方は、ぜひ実際に漫画を手に取って、ヤコブとヴィルヘルムの兄弟と共に、童話のその後の世界を旅してみてください。文字だけでは伝えきれない、繊細で美しい作画も必見です。

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