【ネタバレ注意】この記事は、あべ美幸先生の漫画『八犬伝 ‐東方八犬異聞‐』の第1話からコミックシーモアで配信中の最新刊(第4巻)までの内容を含むネタバレ記事です。まだ作品を読んでいない方は、ご注意ください。
あべ美幸先生が描く壮大な和風ファンタジー『八犬伝 ‐東方八犬異聞‐』。謎に包まれた大塚村の事件をきっかけに、数奇な運命を背負った者たちの物語が動き出します。妖、神、そして人間が織りなす宿命の物語は、多くの読者を魅了し続けています。
この記事では、物語の序盤である第1巻から、コミックシーモアで配信されている最新の第4巻までのあらすじと見どころを、各巻ごとに分かりやすく解説します。読み進めるうちに、あなたもきっと信乃や荘介たちの旅路を見届けたくなるはずです。
『八犬伝 ‐東方八犬異聞‐』の作品概要
『八犬伝 ‐東方八犬異聞‐』は、江戸時代の文豪・滝沢馬琴による『南総里見八犬伝』をモチーフに、あべ美幸先生が独自の解釈で紡いだ物語です。美麗な作画と、キャラクターたちの繊細な心情描写が光る人気作品です。
- 作者:あべ美幸
- ジャンル:少女マンガ、ファンタジー
- 刊行情報:本作は既に完結済みですが、電子書籍サイトでは順次配信が進んでいます。
コミックシーモアでの最新配信状況(2025年9月現在)
2025年9月現在、国内最大級の電子書籍サイト「コミックシーモア」では、『八犬伝 ‐東方八犬異聞‐』は第4巻まで配信中です。物語の重要な序盤をまとめて読むことができます。
続きが気になった方は、すぐに購入して読めるのが電子書籍の魅力ですね。
第1巻から第4巻までのネタバレあらすじ
ここからは、物語の核心に触れるネタバレを含みます。各巻の重要なポイントを追いながら、壮大な物語の序盤を振り返っていきましょう。
第1巻:大塚村の惨劇と旅の始まり
物語は、5年前に疫病によって一夜にして滅んだとされる「大塚村」から始まります。奇跡的に生き残ったのは、犬塚信乃、犬川荘介、そして浜路の3人。しかし、彼らの生還には大きな秘密が隠されていました。
信乃はなぜか13歳の姿のまま成長が止まり、荘介は犬の姿に変身できる不思議な力を持ちます。平穏に暮らしていた彼らのもとへ、帝都の教会から使いが現れたことで運命の歯車が大きく動き出します。信乃の持つ妖刀「村雨」を狙う教会は、強引な手段で浜路を連れ去ってしまいます。大切な家族である浜路を救うため、信乃と荘介は帝都へ向かうことを決意するのでした。
第2巻:帝都の闇と犬神憑きの男
帝都に到着した信乃と荘介。しかし、浜路の行方は杳として知れません。そんな中、二人の前に現れたのが、四獣神家のひとつ「里見家」の特殊部隊に所属する里見莉芳でした。彼は5年前に信乃たちを助けた命の恩人であり、犬神憑きという特殊な存在でもあります。
莉芳は信乃たちに協力する姿勢を見せますが、その真意は謎に包まれています。時を同じくして、帝都では「妖を喰らう鬼」の噂が広がり、不穏な空気が漂い始めます。信乃たちは、自分たちが想像以上に大きな宿命の渦に巻き込まれていることを知るのです。
第3巻:新たな出会いと獣憑きの宿命
帝都での調査を進める中で、信乃と荘介は新たな「八犬士」の候補者たちと出会います。憲兵隊に所属する犬飼現八と、その相棒である犬田小文吾。彼らもまた、雷鬼や風鬼といった獣の力をその身に宿す「獣憑き」でした。
さらに、四獣神家のひとりである観月あやねも登場し、物語はより複雑な様相を呈していきます。それぞれが背負う過去や因縁が交錯し、信乃たちは「八つの玉」に導かれた者たちの存在を強く意識し始めます。仲間との出会いが、彼らの旅に新たな光と影を落としていきます。
第4巻:瓜二つの男と女学校の怪事件
保護された浜路が通う女学校で、奇妙な事件が発生します。生徒たちを守る番人「うさくま」の存在が、物語に新たなミステリーをもたらします。一方、荘介の前に、彼と瓜二つの顔を持つ謎の男が現れます。その男は荘介の「影」を名乗り、不気味な言葉を残して去っていきます。
荘介の隠された過去とは何なのか? そして影の男の目的とは? 謎が謎を呼ぶ展開に、ページをめくる手が止まりません。物語の核心である「伏姫」と「八つの玉」に繋がる伏線が張り巡らされ、読者の考察意欲を掻き立てる巻となっています。
主要な登場人物紹介(ネタバレあり)
- 犬塚 信乃(いぬづか しの):本作の主人公。妖刀「村雨」を右腕に宿す少年。5年前の事件が原因で13歳から成長が止まっているが、実年齢は18歳。真っ直ぐで仲間思いな性格。
- 犬川 荘介(いぬかわ そうすけ):信乃の身を守る青年。犬に変身する能力を持つ。冷静沈着で、常に信乃のことを第一に考えている。彼には大きな秘密があることが示唆される。
- 浜路(はまじ):信乃、荘介と共に育った少女。気が強く面倒見が良い。物語の序盤で教会に攫われ、信乃たちが旅に出るきっかけとなる。
- 里見 莉芳(さとみ りおう):犬神「八房」を憑依させる犬神憑き。帝都の教会や獣神家を監視する特殊な立場にいる。信乃たちを導くが、その行動には謎が多い。
『八犬伝 ‐東方八犬異聞‐』の感想と見どころ
本作の最大の魅力は、なんといってもキャラクターたちの深い絆と、彼らが背負う切ない宿命です。特に信乃と荘介の、単なる主従や友人という言葉では表せない唯一無二の関係性には胸を打たれます。
また、美しい和風の世界観の中で繰り広げられるミステリアスな展開もたまりません。敵か味方かわからない登場人物、少しずつ明かされていく5年前の事件の真相、そして「八つの玉」が持つ意味。伏線が巧みに張り巡らされており、読み返すたびに新たな発見があります。
あべ美幸先生の美麗な筆致で描かれるキャラクターたちは皆魅力的で、シリアスな展開の中にあるコミカルなやり取りも、物語の良いアクセントになっています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 原作漫画は完結していますか? アニメ化は?
はい、原作漫画は既に完結しています。壮大な物語の結末がどうなるのか、最後まで安心して読み進めることができます。また、2013年には2期にわたってテレビアニメ化もされており、こちらも非常に人気が高いです。漫画を読んでからアニメを観るのも、その逆も楽しめます。
Q2. 物語の鍵となる「伏姫」や「玉梓」とは何者ですか?
「伏姫(ふせひめ)」と「玉梓(たまずさ)」は、原作である『南総里見八犬伝』においても物語の根幹をなす重要な存在です。本作では、彼らが信乃たちの運命に深く関わっていることが示唆されます。特に、大塚村の事件の真相には彼らの因縁が大きく絡んでいるようです。この謎の答えは、物語を読み進めることで明らかになります。ぜひ本編でその衝撃の真実を確かめてみてください。
壮大な運命の物語を、今すぐその手に
『八犬伝 ‐東方八犬異聞‐』の序盤、第1巻から第4巻までのネタバレあらすじをご紹介しました。謎が深まり、新たな仲間と出会い、物語が大きく動き出すこの部分は、まさに圧巻の一言です。
信乃と荘介の旅の行方、そして散らばった「八犬士」たちの運命は、これからどうなっていくのでしょうか。この先が気になった方は、ぜひ電子書籍で一気に読んでみてください!
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