【注意】この記事には、漫画『骨が腐るまで』の最終話までの重大なネタバレが含まれています。結末や真犯人の正体を知りたくない方は、ブラウザを閉じることを強く推奨します。
内海八重先生が描く、罪の共有から始まるダークサスペンス『骨が腐るまで』。少年少女たちが犯した一つの罪が、彼らの運命を狂わせていく様は、一度読んだら忘れられない衝撃を与えます。
この記事では、第1話から最終話(第58話)までの全話ネタバレあらすじ、そして物語の核心である「真犯人の正体」と結末について、徹底的に解説します。
【結論】『骨が腐るまで』の真犯人は?
早速結論からお伝えします。
この物語のすべての引き金を引いた真犯人は、豊島椿(つばき)です。
なぜ彼女が仲間たちを恐怖に陥れたのか?その動機と衝撃の結末については、この記事の後半で詳しく解説していきます。
『骨が腐るまで』の基本情報と配信状況
まずは作品の基本情報をおさらいしておきましょう。
- 作者: 内海八重
- 出版社: 講談社
- 連載媒体: Manga Box(2016年〜2018年)
- 単行本: 全7巻 完結
- コミックシーモア配信状況: 分冊版が16巻(第58話)まで配信中(2025年10月現在)
物語はすでに完結しており、コミックシーモアでは最終話まで一気に読むことが可能です。
【全話ネタバレ】『骨が腐るまで』のあらすじを徹底解説
ここからは、物語の始まりから終わりまで、各パートに分けてあらすじを解説していきます。
導入:罪の共有と血の儀式(第1話〜第5話)
物語は、11歳の夏に遡ります。中村信太郎(シン)、豊島椿(つばき)、神崎明(あきら)、永瀬遥(はるか)、二枚堂竜(りゅう)の5人は、シンの暴力的な父親を殺害。その遺体を山中の洞窟に隠し、「この秘密は5人だけのもの」と誓いを立てます。
それから5年後。高校生になった彼らは、毎年夏に洞窟を訪れ、自分たちの罪を再確認する「儀式」を続けていました。しかし、その夏、彼らの日常は静かに崩壊を始めます。秘密を守るための儀式が、何者かによって監視されていたのです。
中盤:脅迫者の影と崩壊する日常(第6話〜第44話)
「お前たちの罪を知っている」――。謎の脅迫者から届く不気味なメッセージ。洞窟に隠したはずの死体を「人質」に取られ、5人は脅迫者の言いなりになるしかありません。命令は次第にエスカレートし、仲間同士の信頼関係に亀裂が入り始めます。
「裏切り者は誰だ?」
疑心暗鬼に駆られ、お互いを信じられなくなる5人。友情で結ばれていたはずの絆は、罪の重さと恐怖によって、互いを縛り付ける呪いの鎖へと変わっていきます。さらに、死体の一部が発見されたことで警察の捜査が始まり、彼らは精神的に極限まで追い詰められていきます。
クライマックス:真相へのカウントダウン(第45話〜第54話)
脅迫者の正体に迫る中、すべての疑いの目は仲間の一人、椿に向けられていきます。彼女の不可解な言動、隠された過去。シンは、かつて最も信頼していたはずの椿に疑念を抱きながらも、真実を突き止めようと奔走します。
仲間たちの関係は完全に崩壊し、それぞれが絶望的な状況に。物語は息をのむ展開で、最終局面へと突入します。
最終話:衝撃の結末と真実(第55話〜第58話)
ついに、シンは椿と対峙し、すべての真相を問いただします。「お前がやったんだろ?全部…」。この一言をきっかけに、椿の口から衝撃の真実が語られ始めます。
なぜ彼女は、大切な仲間たちを地獄に突き落とすようなことをしたのか?その動機は、単純な復讐や快楽ではありませんでした。彼女が抱えていた深い闇、歪んだ愛情、そして守りたかった“あるもの”の存在が明らかになります。
物語の結末は、決してハッピーエンドではありません。しかし、罪と向き合い、それぞれの道を歩むことになった彼らの姿は、読者に「正義とは何か」「償いとは何か」を強く問いかけます。あまりにも切なく、やるせないラストシーンの余韻は、長く心に残ることでしょう。
考察|椿の動機と『骨が腐るまで』が描いたもの
本作の最大の謎である椿の動機。彼女の行動は、シンの父親から受けた過去の仕打ちや、複雑な家庭環境に根差しています。しかし、それだけでは説明がつかないほどの狂気と計画性がありました。
彼女は、5人で共有した「罪」という名の絆が、時間と共に薄れていくことを恐れていたのかもしれません。永遠に続く友情を願う心が歪み、仲間を恐怖で縛り付けるという異常な形でしか、その絆を確かめることができなかったのです。
『骨が腐るまで』は、単なるサスペンス漫画ではありません。思春期の少年少女が抱える脆さ、友情の危うさ、そして一度犯した罪から逃れることのできない人間の業を描いた、深いテーマ性を持つ物語と言えるでしょう。
『骨が腐るまで』に関するよくある質問
真犯人は誰ですか?
本記事で繰り返し触れている通り、真犯人は豊島椿(つばき)です。彼女が脅迫者として仲間たちを操っていました。
全部で何話ありますか?コミックシーモアではどこまで読めますか?
物語は全58話で完結しています。コミックシーモアでは、2025年10月現在、分冊版16巻(第58話収録)まで配信されており、最終話まで読むことが可能です。
単行本は何巻まで出ていますか?
講談社から刊行されている単行本は、全7巻で完結しています。
『骨が腐るまで』の衝撃の結末はコミックシーモアで!
この記事では、『骨が腐るまで』の結末までを駆け足で解説しました。しかし、文字だけでこの物語の本当の恐ろしさや切なさを味わうのは不可能です。
仲間たちの表情、息苦しいほどの心理描写、そして衝撃の真相が明かされる瞬間の絶望感。これらは、実際に漫画を読んでこそ体験できるものです。
国内最大級の電子書籍ストア「コミックシーモア」なら、お得に『骨が腐るまで』を読むことができます。無料の試し読みも充実しているので、まずは作品の雰囲気を確かめてみてください。
まとめ
『骨が腐るまで』は、罪の共有から始まる壮絶なダークサスペンスです。友情、裏切り、愛情、憎悪が渦巻く中で、少年少女たちが破滅へと向かう姿は、読者の心を強く揺さぶります。
ネタバレを読んで興味が湧いた方はもちろん、衝撃的な物語を求めている方にも、ぜひ読んでいただきたい傑作です。すべての伏線が回収されるラストの衝撃を、あなた自身の目で見届けてください。