輝夜伝 ネタバレ|1巻〜最終14巻までのあらすじと結末を完全解説

輝夜伝 ネタバレ|1巻〜最終14巻までのあらすじと結末を完全解説 女性マンガ
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さいとうちほ先生が描く、壮大な平安ロマンミステリー『輝夜伝』。竹取物語をモチーフにしながらも、独自の解釈で紡がれる愛と宿命の物語は、多くの読者を魅了し、全14巻をもって堂々の完結を迎えました。

「結末が気になるけど、読む時間がない…」「購入前に物語の全体像を知っておきたい」

そんなあなたのために、この記事では『輝夜伝』の第1巻から最終14巻までのあらすじと結末を、ネタバレありで徹底解説します。物語の核心に触れる内容となりますので、未読の方はご注意ください。

まずは、ネタバレなしで作品の魅力をご紹介します。

『輝夜伝』とは?ネタバレなしの作品紹介

物語の舞台は、光り輝く平安の都。主人公の月詠は、幼い頃に兄を惨殺された「血の十五夜」という悲劇的な過去を背負っています。兄の仇を討つため、そして自身の出生の謎を追うために、彼女は性別を偽り「滝口の武者」として宮中に仕えることを決意します。

そこで彼女を待ち受けていたのは、都で噂の絶世の美女・かぐや姫との出会い、そして天女の力を巡る宮中の渦巻く陰謀でした。愛、憎しみ、宿命が交錯する中で、月詠が最後に選ぶ道とは―?

緻密に張り巡らされた伏線と、心揺さぶる人間ドラマが見事に融合した傑作です。歴史ロマンやミステリーがお好きな方に、ぜひ読んでいただきたい作品です。

少しでも気になった方は、まずはこちらから試し読みをどうぞ!

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【ご注意】この先は物語の結末を含む完全ネタバレです

この記事には、さいとうちほ作『輝夜伝』の第1巻から最終14巻までの詳細なあらすじ、登場人物の運命、そして結末に関する重大な情報が含まれています。まだ作品を読んでいない方は、ご自身の判断でお読み進めください。

【巻別】輝夜伝のネタバレあらすじ|1巻から最終巻(14巻)まで

ここからは、各巻のあらすじを追いながら『輝夜伝』の壮大な物語を振り返っていきます。

第1巻:男装の武者と血の記憶

主人公・月詠は、兄を亡くした「血の十五夜」の真相を突き止めるため、男装して宮中を守る滝口の武者となります。そこで出会ったのは、帝の寵愛を受け、都中の噂を集める美貌のかぐや姫。月詠は、かぐや姫の護衛を務める中で、彼女の持つ不思議な雰囲気と、自身の過去を結びつける不穏な気配を感じ取ります。物語のすべての謎は、ここから始まります。

第2巻:かぐや姫を巡る陰謀

帝がかぐや姫への求婚の意思を強める中、宮中では彼女を巡る政争が激化。月詠は、かぐや姫を守る立場として、様々な謀略に巻き込まれていきます。同時に、仮面で顔を隠した謎の武者「梟」が出現し、月詠の前に度々姿を現すようになります。彼の目的は何なのか、そして「天の羽衣」を巡る謎が、物語をさらに深くしていきます。

第3巻:満月に乱れる心と身体

満月の夜、月詠の身体に異変が起こります。それは、彼女自身が人間ならざる者、「天女」の血を引いていることを示唆するものでした。自身の正体に戸惑いながらも、滝口の武者としての務めを果たそうとする月詠。しかし、その秘密は少しずつ周囲に知られ始め、彼女の立場を危うくしていきます。

第4巻:明かされる過去と養父の存在

自身の出自を探るため、生まれ故郷の里を訪れた月詠。そこで彼女は、自分を育てた養父に関する衝撃的な事実を目の当たりにします。一方、かぐや姫は治天の君に接近し、不死の薬や月に還るための方法を探っていました。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語はミステリーの色合いを深めていきます。

第5巻:身代わりの花嫁

かぐや姫の身代わりとして、月詠が婚儀に臨むという絶体絶命の事態が発生。男装の武者である月詠の正体が露見する危機が迫ります。満月の夜、月詠の身体に起きた変化が多くの人々に目撃され、彼女が特別な存在であることが公になってしまいます。

第6巻:仮面の武者「梟」の正体

月詠の前に現れる謎の武者「梟」の動きが活発化します。彼は敵なのか、味方なのか。その行動は月詠を翻弄しますが、同時に「血の十五夜」の真相に繋がる重要な手がかりをもたらします。対立する勢力の正体も徐々に明らかになり、物語は大きく動き出します。

第7巻:仲間との絆と深まる対立

月詠の正体と彼女が持つ力を巡り、治天の君との対立は決定的なものに。月詠を信じ、支える仲間である竹速や大神、凄王たちの活躍が描かれます。特に月詠の良き理解者である竹速は、独自の調査で「血の十五夜」の真相に迫り、物語の核心へと近づいていきます。

第8巻:もう一人の天女

これまで謎に包まれていた「天女」の存在が、より具体的に明かされます。月詠とかぐや姫、そしてもう一人の天女。それぞれの宿命と役割が明らかになり、物語は天と地を巻き込む壮大なスケールへと発展していきます。

第9巻:囚われの月詠と母の影

治天の君の策略により、月詠は囚われの身となってしまいます。絶体絶命の彼女の前に現れたのは、圧倒的な気配を放つ謎の女性「艶」。彼女こそが、月詠の母であり、物語の鍵を握る天女でした。ここから、母と娘、そして治天の君を巡る過去の因縁が動き始めます。

第10巻:母・艶の過去と治天の君の因縁

天女・艶の過去が明かされ、彼女と治天の君の間にあった深い因縁が語られます。なぜ治天の君は天女の力に執着するのか。その理由が明らかになるにつれ、月詠とかぐや姫、そして治天の君の関係性はさらに複雑さを増していきます。

第11巻:「血の十五夜」の真相

ついに、物語の原点である「血の十五夜」の全ての真相が明かされます。竹速の命がけの調査により、月詠の兄の死の真相と、月詠の父親に関する衝撃の事実が判明。それは、月詠がこれまで信じてきたすべてを覆す、あまりにも残酷な真実でした。

第12巻:三人の天女、それぞれの運命

物語はクライマックスへ。月詠、かぐや姫、そして艶。三人の天女の運命が、治天の君の野望と月の使者の存在によって、激しく揺さぶられます。誰が天に還り、誰が地に残るのか。それぞれの選択が、世界の運命を左右する緊迫した展開が続きます。

第13巻:迫る「迎えの日」

天女が月に還るとされる「迎えの日」が刻一刻と迫ります。月詠は、仲間たちは、そして治天の君は、最後の決戦に向けてそれぞれの覚悟を固めます。愛する人々を守るため、そして自らの運命を切り開くため、月詠たちは最後の策を講じます。

第14巻(最終巻):愛と選択の結末

ついに訪れた、運命の満月の夜。月詠は、記憶を失ったかぐや姫をこの地に留めるため、そして愛する竹速と共に生きる未来を選ぶため、「月の使者」を迎え撃つことを決意します。天女としての宿命と、一人の人間としての幸福。その間で月詠が下した最後の決断とは…?壮絶な戦いの果てに、彼女たちがたどり着いた未来とはどのようなものだったのでしょうか。

その結末は、悲しくも美しい、まさに『輝夜伝』という物語にふさわしいものでした。ぜひご自身の目で見届けてください。

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主要登場人物と関係性

『輝夜伝』の複雑な人間関係を彩る主要な登場人物たちをご紹介します。

  • 月詠(つくよみ):本作の主人公。兄の仇を討つため男装し、滝口の武者となる。実は高貴な天女の血を引いており、過酷な運命に翻弄される。
  • 竹速(たけはや):月詠の同僚であり、一番の理解者。誠実で行動力があり、月詠を心身ともに支え、「血の十五夜」の真相を追う。
  • かぐや姫:帝の寵愛を受ける絶世の美女。天女の伝説と深く関わるが、その出自には大きな秘密が隠されている。
  • 梟(ふくろう):仮面で顔を隠した謎の武者。物語の序盤から月詠の前に現れ、その正体は物語の重要な鍵を握る。
  • 治天の君(ちてんのきみ):絶大な権力を持つ、本作における最大の敵役。天女の持つ不老不死の力に異常な執着を見せる。
  • 艶(えん):物語の後半で登場する、月詠の母である天女。圧倒的な存在感を放ち、治天の君との過去の因縁が物語を大きく動かす。

結末の解釈と伏線回収について

『輝夜伝』は、多くの伏線が見事に回収されていくカタルシスも魅力の一つです。

特に重要なのは以下の3つの謎でしょう。

  • 「血の十五夜」の真相:物語の発端となった事件の犯人と目的が、終盤で明らかになります。それは月詠の出自と深く関わる、愛と憎しみが絡み合った悲劇でした。
  • 梟の正体:月詠を導くように現れた梟の正体は、読者の予想を裏切る人物であり、彼の行動理由が明かされた時、物語はより一層切なさを増します。
  • 天女の宿命と月詠の選択:本作は古典『竹取物語』をモチーフにしていますが、結末は大きく異なります。天に還る宿命を背負った天女が、「地に残り、愛する人と生きる」ことを選ぶという決断。その選択が何をもたらすのかが、本作最大のテーマとなっています。

作者さいとうちほ先生は、「運命に抗い、自らの意志で未来を選ぶこと」の尊さを、月詠の生き様を通して描き切りました。悲劇的な要素もありながら、最後には確かな希望を感じさせる結末は、深い感動と余韻を残します。

『輝夜伝』ネタバレに関するFAQ

ここでは、『輝夜伝』のネタバレに関してよくある質問にお答えします。

Q. 本当のかぐや姫は誰ですか?
A. 物語の序盤で「かぐや姫」として登場する人物と、天女としての本質を持つ人物は異なります。この「入れ替わり」が物語の重要なミステリー要素となっています。最終的に、天女としての宿命を背負うのは月詠です。

Q. 最終回で月詠と竹速はどうなりますか?
A. 月詠は天に還る宿命に抗い、竹速と共に地上で生きることを選びます。しかし、その選択には大きな代償が伴いました。二人がどのような未来を歩むことになったのか、その感動的な結末はぜひ本編でご確認ください。

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まとめ:愛と宿命が織りなす壮大な平安絵巻

この記事では、さいとうちほ先生の『輝夜伝』について、第1巻から最終14巻までのあらすじをネタバレありで解説しました。

『輝夜伝』は、単なる恋愛漫画でも歴史漫画でもありません。ミステリー、ファンタジー、そして登場人物たちの深い人間ドラマが複雑に絡み合った、重厚な物語です。伏線が次々と回収されていく爽快感と、運命に抗い愛を貫こうとする主人公たちの姿は、きっとあなたの心を強く揺さぶるでしょう。

ネタバレを読んで物語の面白さを再確認した方も、初めて結末を知って興味が湧いた方も、ぜひこの機会に『輝夜伝』の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。