【ネタバレ注意】この記事には、漫画『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？』の第1巻から最新巻までの重大なネタバレが含まれています。未読の方は、物語の楽しみを損なう可能性があるため、ご注意ください。
英雄シドが率いる人類が勝利し、平和が訪れたはずの世界。しかしある日、主人公のカイが目にしたのは、歴史が「上書き」され、人類が敗北したことになっている異様な世界でした。
なぜ、自分だけが本当の世界を覚えているのか？
アニメ化もされ、その壮大な世界観と謎が謎を呼ぶ展開で多くのファンを魅了している『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？』（原作：細音啓、漫画：ありかん）。
この記事では、2025年11月現在、コミックシーモアで配信中の単行本全13巻のあらすじを、物語の核心に触れながら徹底的に解説します。カイとリンネの旅の軌跡、そして「世界輪廻」の謎に迫っていきましょう。
『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？』とは？
『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？』は、地上が五種族による大戦の末に書き換えられてしまった世界で、ただ一人、改変前の記憶を持つ少年カイが真実を取り戻すために戦うダークファンタジーです。
- 原作: 細音啓
- 漫画: ありかん
- キャラクター原案: neco
- ジャンル: 少年マンガ, ファンタジー, 異世界
歴史から忘れ去られた少年が、謎の少女リンネと出会い、偽りの歴史に抗う壮大な物語。その重厚なストーリーと魅力的なキャラクターが人気を博しています。
【巻別】なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？ ネタバレあらすじ
ここからは、各巻のあらすじを時系列でネタバレ解説していきます。物語がどのように進んでいくのか、その目で確かめてみてください。
第1巻：忘れられた英雄と世界の書き換え
物語は、人類が「五種族大戦」に勝利し、平和を謳歌する世界から始まります。しかし、主人公カイの目の前で突如「世界輪廻」が発生。世界は、英雄シドが存在せず、人類が悪魔族や蛮神族に支配される歴史へと上書きされてしまいます。
誰もが改変後の世界を「真実」として受け入れる中、カイだけが以前の世界の記憶を保持していました。彼は、誰も知らない英雄シドの剣を手に、忘れられた墓所で謎の少女リンネと出会います。「あなたの剣、私に届くよ」――この出会いが、偽りの世界に立ち向かうカイの運命を大きく動かし始めます。
第2巻～第4巻：仲間との絆と世界の断片
リンネと共に真の世界を取り戻す決意をしたカイ。彼は、人類庇護庁に所属し、かつての仲間であるアシュランやサキたちと再会しますが、彼らは当然カイのことを覚えていません。カイは孤独を感じながらも、その圧倒的な力で仲間たちを導いていきます。
この巻では、ジャンヌや花琳といった個性豊かなキャラクターたちが登場し、カイの新たな仲間となります。しかし、行く手には世界の書き換えを企む「ラスタライザ」や、かつての英雄たちが敵として立ちはだかります。「世界輪廻」の断片的な情報が明かされる中、カイたちは種族を超えた陰謀に巻き込まれていきます。
第5巻～第7巻：深まる謎と種族の思惑
カイたちは、各種族が複雑な思惑で動いていることを知ります。かつての英雄シドの仲間であったはずの者たちでさえ、敵として現れることも。仲間の裏切りや犠牲を経験しながらも、カイは英雄としての資質を開花させていきます。
なぜ自分だけが世界から忘れられたのか？ カイ自身の謎にも迫る重要な伏線が次々と張られていきます。リンネの持つ秘密や、世界の構造を司る「墓所」の存在が明らかになり、物語はより一層深みを増していきます。
第8巻～第10巻：英雄シドの真相と大規模戦闘
物語は中盤の山場へ。英雄シドとは何者だったのか、そして「世界輪廻」がどのようにして引き起こされたのか、その真相の核心に近づいていきます。六元鏡光、ヴァネッサ、ラース・イーエといった強力な英雄たちとの激しい戦いが繰り広げられます。
彼らとの共闘や対立を通じて、カイはただ力を振るうだけでなく、真の英雄とは何かを問い直すことになります。特に、世界の根幹に関わる「墓所」を巡る戦いは熾烈を極め、多くの犠牲を払いながらも、カイたちは世界の真実へと一歩ずつ近づいていくのでした。
第11巻～第13巻（最新巻）：決戦へ、そして世界の核心へ
ついに、世界を上書きした黒幕の正体と、その目的が明らかになります。カイとリンネの関係、そして英雄シドが遺した本当の意志を巡り、物語はクライマックスへと加速していきます。
最新刊では、これまでの伏線が一気に回収され始め、敵対勢力との最終決戦の火蓋が切られます。世界の運命を懸けた戦いの中で、カイが下す決断とは？ そして、リンネに秘められた最後の真実とは？ 衝撃の展開が待ち受けており、物語の結末から目が離せません。最終的にカイが取り戻そうとする「本当の世界」がどのようなものなのか、その結末はぜひご自身の目でお確かめください。
主要登場人物と関係性
複雑に絡み合う人間関係も本作の魅力です。ここでは主要な登場人物を簡潔にご紹介します。
- カイ: 本作の主人公。世界が書き換えられた後も、ただ一人だけ改変前の記憶を持つ少年。忘れられた英雄シドの剣を継承し、真の世界を取り戻すために戦う。
- リンネ: 墓所で眠っていた謎の少女。世界の鍵を握る存在であり、カイと共に行動する。その正体は物語の核心に深く関わっている。
- ジャンヌ: 人類庇護庁に所属する少女。正義感が強く、当初はカイを警戒するが、次第に信頼を寄せるようになる。
- 花琳: 幻獣族の少女。カイに助けられたことをきっかけに、彼に協力するようになる。
- アシュラン: カイの親友であり、優れた兵士。改変後の世界ではカイを覚えていないが、その実力は認めている。
物語の核心に迫る！伏線と謎を徹底考察
『なぜ僕』には多くの謎が散りばめられています。ここでは特に重要な伏線を考察します。
「世界輪廻」の正体とは？
物語の根幹をなす「世界輪廻」。これは単なる歴史改変ではなく、世界の理そのものを書き換える現象です。作中では、特定の存在の強い意志や願いがトリガーとなり、世界の法則が再構築されることが示唆されています。英雄シドの存在が深く関わっており、彼が遺したものが世界の運命を左右しているようです。
英雄シドは一体何者なのか？
カイが記憶する世界では、人類を勝利に導いた大英雄シド。しかし、改変後の世界ではその存在自体が消されています。物語が進むにつれて、シドは単なる英雄ではなく、世界の構造そのものに関わる特異な存在であったことが明かされていきます。彼がなぜ歴史から消えなければならなかったのか、その理由こそが物語最大の謎と言えるでしょう。
アニメ版との違いは？原作ファンも必見のポイント
2024年に放送されたアニメ版は、原作の壮大な物語を美麗な映像で表現し、大きな話題を呼びました。アニメは物語の序盤を丁寧に描いていますが、尺の都合上、一部のキャラクターの心理描写やサブエピソードが省略されている部分もあります。
漫画版では、カイの孤独や葛藤、仲間たちとのより深い絆が細やかに描かれています。アニメで興味を持った方は、ぜひ漫画を読んで、より深く『なぜ僕』の世界に浸ってみてください。キャラクターたちの新たな一面を発見できるはずです。
よくある質問
Q. 漫画『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？』は完結してる？
A. 2025年11月現在、単行本は13巻まで発売されており、物語はクライマックスに差し掛かっていますが、まだ完結していません。
Q. 今から読むなら単行本と分冊版どっちがいい？
A. まとめて読みたい方は単行本がおすすめです。コミックシーモアでは、最新話をいち早く読める分冊版（単話配信）も配信されています。自分のペースに合わせて選ぶと良いでしょう。
『なぜ僕』の続きが気になるならコミックシーモアがおすすめ！
『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？』のネタバレあらすじを解説しました。世界の謎、カイとリンネの運命、そして偽りの歴史に隠された真実。物語はこれから、さらに予測不能な展開を迎えます。
「この後の展開が気になって仕方ない！」
「キャラクターたちの活躍を絵でじっくり読みたい！」
そう思った方は、ぜひ漫画を手に取ってみてください。電子書籍サイト「コミックシーモア」なら、お得なクーポンやキャンペーンを利用して、すぐに続きを読むことができます。無料の試し読みも充実しているので、まずは気軽に作品の世界に触れてみてはいかがでしょうか？
カイが最後にたどり着く「本当の世界」を、ぜひその目で見届けてください。
