【注意】この記事は、漫画『ハカイジュウ』の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
2025年現在も、その圧倒的な絶望感と衝撃的な展開で多くの読者を惹きつけてやまない、本田真吾先生のパニックホラー漫画『ハカイジュウ』。突如、東京を襲った謎の「特殊生物」たち。日常が崩壊していく中で、主人公たちは何を見て、何のために戦ったのでしょうか?
この記事では、『ハカイジュウ』の第1話から最終回(全21巻)までの壮絶な物語を、あらすじとネタバレ満載で徹底的に解説します。物語の結末や特殊生物の正体、そして生き残ったキャラクターたちの運命まで、物語の核心に迫ります。
「昔読んだけど結末を忘れてしまった」「話題作だからあらすじを知りたい」という方は、ぜひこのまま読み進めてください。
まずはネタバレなし!『ハカイジュウ』はどんな漫画?
平凡な高校生活を送っていたバスケ部員・鷹代陽。彼の日常は、突如発生した巨大地震によって一変します。瓦礫と化した街、そしてそこに現れたのは、人間を捕食する謎の巨大生物でした。学校に取り残された陽は、幼馴染の白崎直央をはじめとする数少ない生存者と共に、地獄と化した立川からの脱出を目指します。
『ハカイジュウ』は、単なるモンスターパニックではありません。極限状態に追い込まれた人間の心理、特殊生物の謎、そして物語の背後に見え隠れする巨大な陰謀が絡み合い、読者を息もつかせぬ展開へと引き込んでいきます。果たして、人類に未来はあるのでしょうか?
『ハカイジュウ』の主要登場人物
物語を彩る個性豊かなキャラクターたち。ここでは物語の核となる人物を簡潔にご紹介します。
- 鷹代陽(たかしろ あきら):本作の主人公。バスケ部に所属するごく普通の高校生でしたが、特殊生物の出現を機に、過酷なサバイバルへ身を投じます。
- 白崎直央(しらさき なお):陽の幼馴染で、本作のヒロインの一人。物語を通して精神的に大きく成長し、後半では重要な役割を担います。
– 武重(たけしげ):物語後半のキーパーソン。特殊生物に対して異常な知識と執着を見せる謎多き人物で、彼の行動が物語を大きく動かします。
– 久遠瑛士(くおん えいじ):陽の親友。お調子者ですが仲間思いな性格で、絶望的な状況でも一行のムードメーカーとなります。
【ネタバレ】物語のあらすじを時系列で徹底解説
ここからは、『ハカイジュウ』の物語を「立川編」から「最終決戦編」まで、時系列に沿って詳しく解説していきます。
序章:立川編 – 日常の崩壊
物語は、主人公・鷹代陽が所属するバスケ部の試合風景から始まります。しかし、試合後の部室で仮眠をとっていた陽が目を覚ますと、そこはクラスメイトたちの無残な死体が転がる地獄絵図と化していました。突如発生した大地震の後、街には正体不明の「特殊生物」が出現し、人々を襲っていたのです。陽は、同じく生き残っていた白崎直央たちと共に、怪物たちが徘徊する立川からの脱出を試みます。この序盤は、圧倒的な絶望感と「何が起こっているのか分からない」恐怖を描き、読者を一気に物語の世界へ引き込みます。
中盤:新宿・お台場編 – 明らかになる脅威の進化
命からがら都心部へ逃れた陽たち。しかし、そこはさらに巨大で強力な特殊生物が支配する、より危険なエリアでした。自衛隊による掃討作戦が開始されるものの、特殊生物たちは融合・進化を繰り返し、その脅威は増すばかり。新宿の地下では巨大な巣が形成され、お台場には空を覆うほどの超巨大個体まで出現します。仲間を次々と失いながらも、生存者たちはわずかな希望を求めて戦い続けますが、人類側の切り札である最終作戦が、皮肉にもさらなる悲劇を生むことになります。
終盤:大阪編 – 新たな勢力と深まる謎
東京が壊滅し、生存者たちは西日本の拠点である大阪「あべのハルクス」を目指します。そこでは「ルシリア」と名乗るリーダーが率いる新たなコミュニティが形成されていました。しかし、安息の地かと思われた大阪もまた、新たな脅威と人間のエゴが渦巻く場所でした。そして、このあたりから物語は核心へと迫っていきます。特殊生物を人工的に生み出す研究施設の存在、そして物語の重要人物・武重の狂気的な目的が徐々に明らかになっていくのです。
最終決戦編 – 特殊生物の正体と最後の戦い
ついに明かされる特殊生物の正体。それは、太古の地球に存在したもう一つの生態系の頂点に立つ生命体でした。そして、武重の計画によって、全てを破壊し尽くす究極の存在「ハカイジュウ」が覚醒します。陽たちは、人類の存亡を懸けてこのハカイジュウとの最後の戦いに挑みます。絶望的な戦力差の中、仲間との絆や愛する人を守りたいという想いが、奇跡の力となるのでしょうか。物語は、誰もが予想しなかった衝撃のクライマックスへと突き進みます。
最終回の結末は?ネタバレを少しだけ…
壮絶な最終決戦の末、物語はどのような結末を迎えるのでしょうか。
具体的な描写は、ぜひご自身の目で確かめていただきたいのですが、本作の結末は単純なハッピーエンドではありません。多くの犠牲の上に成り立った、ほろ苦くも未来への希望を感じさせる、非常に現実的なラストが描かれています。
ハカイジュウとの戦いが終わってから15年後の世界。復興が進む一方で、いまだ特殊生物の残党が潜む世界で、生き残った者たちは何を想い、どう生きているのか。特に、物語を通して過酷な運命を辿ったキャラクターたちのその後の姿は、涙なしには見られません。彼らが繋いだ命の先に何があるのか…その結末は、深い余韻と感動を読者に与えてくれます。
『ハカイジュウ』に関するQ&A
Q. ハカイジュウは完結していますか?何巻までありますか?
はい、『ハカイジュウ』は全21巻で完結しています。物語は最後までしっかりと描かれているので、安心して一気読みできます。
Q. 特殊生物の正体は結局何だったのですか?
作中で語られる特殊生物の正体は、「地球の地中深くで独自に進化した、人類とは異なる生態系の生命体」です。彼らは地上の環境に適応するために、人間を含む様々な生物を取り込み、進化を繰り返していました。単なる侵略者ではなく、地球が生んだもう一つの「生命」であったという設定が、物語に深みを与えています。
Q. グロい描写はありますか?
はい、かなりあります。人間が捕食されるシーンや、人体が破壊される描写が非常にリアルに描かれているため、グロテスクな表現が苦手な方はご注意ください。しかし、その過激な描写こそが、物語の絶望感とリアリティを高めている要素でもあります。
まとめ:『ハカイジュウ』は絶望の先にある希望を描いた傑作!
この記事では、漫画『ハカイジュウ』の第1話から最終回までのあらすじとネタバレを詳しく解説しました。
『ハカイジュウ』は、ただグロテスクで怖いだけの漫画ではありません。極限状態の中で試される人間性、仲間との絆、そして絶望の淵から立ち上がろうとする生命の力強さを描いた、壮大なヒューマンドラマです。一度読み始めたら、その衝撃的な展開にページをめくる手が止まらなくなること間違いなしです。
少しでも興味が湧いた方は、ぜひこの機会に全巻一気読みしてみてはいかがでしょうか。コミックシーモアなら、お得なクーポンを利用して、この傑作パニックホラーの世界にどっぷりと浸ることができますよ。


