マイホームヒーローネタバレ｜第1話〜最終話（224話）まで完全まとめ＋結末解説

【ご注意】この記事には『マイホームヒーロー』の結末を含む重大なネタバレが記載されています。未読の方はご注意ください。

愛する娘を守るため、平凡な父親が裏社会の闇へと足を踏み入れる戦慄のクライムサスペンス『マイホームヒーロー』。2024年に堂々の完結を迎え、その衝撃的な結末は多くの読者の心に深い余韻を残しています。この記事では、第1話の始まりから最終話（第224話）の結末まで、物語の全貌を徹底的に解説します。

鳥栖哲雄が歩んだ、ヒーローとも犯罪者とも言える道のりの果てに何が待っていたのか。壮絶な物語のすべてを振り返っていきましょう。

【結論】マイホームヒーローは全224話で完結！

まず結論からお伝えします。

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コミックシーモアで『マイホームヒーロー』を読む

『マイホームヒーロー』は、原作・山川直輝先生、作画・朝基まさし先生による漫画作品です。2017年より「週刊ヤングマガジン」（講談社）にて連載が開始され、アニメ、ドラマ、映画と様々なメディアミックスも展開された大人気サスペンスです。

物語は、おもちゃメーカーに勤める平凡なサラリーマン・鳥栖哲雄が、一人娘・零花の顔に殴られた痕を見つけるところから始まります。零花の彼氏・麻取延人が暴力的な半グレだと知った哲雄は、娘を守るため衝動的に延人を殺害してしまいます。

この瞬間から、鳥栖家の日常は完全に崩壊します。哲雄は妻・歌仙と協力し、趣味である推理小説の知識を総動員して死体を隠蔽。しかし、延人が所属していた半グレ組織が彼の行方を追い始め、哲雄は家族を守るために組織との絶望的な頭脳戦と心理戦に身を投じることになるのです。

「ただ、家族と一緒に生きたいだけ」。その切実な願いのために、善良な市民だった男は、証拠隠滅、偽装工作、そして更なる犯罪へと手を染めていきます。

組織の幹部である窪や麻取恭一といった強敵たちが、鳥栖家にじりじりと迫ります。哲雄は幾度となく絶体絶命のピンチに陥りますが、そのたびに常人離れした知略と覚悟で切り抜けていきます。

この第2部では、妻・歌仙の恐るべき一面も明らかになります。彼女の実家がある閉鎖的な村を舞台にしたエピソードでは、夫婦の絆と狂気が試される壮絶な展開が繰り広げられます。もはや後戻りはできない状況で、夫婦は互いを唯一の共犯者として、裏社会の人間たちと命懸けの騙し合いを続けます。

敵も味方も入り乱れ、誰が敵で誰が味方かも分からない状況。暴力と策謀が渦巻く中で、哲雄の人間性は少しずつ摩耗していきます。それでも彼は、家族という光を守るために闇の中を走り続けるのです。

壮絶な戦いの末、物語は7年の歳月が経過します。娘の零花は警察官になり、鳥栖家には束の間の平穏が訪れたかのように見えました。

しかし、過去の罪が消えることはありません。7年前に哲雄が隠したはずの事件の証拠が、思わぬ形で再び浮かび上がります。成長した零花や、かつての事件を追う刑事・安元、そして生き残った組織の残党たち。全てのピースが揃い、物語は最終局面へと突入します。

哲雄は、守り抜いたはずの家族に自らの罪が及ぶことを恐れ、最後の戦いに挑みます。これまで張り巡らせてきた全ての嘘と真実が交錯し、物語の伏線は怒涛の勢いで回収されていきます。父親が家族のために犯した罪は、どのような形で清算されるのでしょうか。

最終話（第224話）では、鳥栖哲雄の長きにわたる戦いに、ついに法的な決着がもたらされます。

具体的な判決やセリフの描写は、ぜひご自身の目で確かめていただきたいのですが、物語は決して単純なハッピーエンドでは終わりません。哲雄が犯した罪の重さと、それでも守り抜きたかった家族の愛。その両方が描かれ、読者に「正義とは何か」「家族とは何か」を強く問いかける、非常に重厚な結末を迎えます。

エピローグではさらに時が流れ、成長した子供たちの姿や、鳥栖家が迎えた「その後」が描かれます。彼が払った代償はあまりにも大きいものでした。しかし、その先に残されたものの中に、確かな希望の光を見出すことができるのか…。

読後、しばらく言葉を失うほどの衝撃と感動が待ち受けています。これは、ただの犯罪サスペンスではなく、ある父親の生き様を描いた壮大な物語なのです。

『マイホームヒーロー』はアニメ、ドラマ、そして映画化もされていますが、それぞれで物語の描かれ方や区切りが異なります。

アニメ版：物語の序盤、半グレ組織との初期の戦いを中心に描いています。原作の緊張感を忠実に再現しています。
ドラマ・映画版：ドラマで7年前の戦いを描き、映画でその完結編となる7年後の最終決戦を描く構成となっています。実写ならではのリアリティと、一部原作とは異なる展開や結末が用意されています。

全てのメディアミックスを楽しんだ方でも、原作漫画でしか描かれていない詳細な心理描写や、物語の真の結末を味わうことができます。ぜひ原作を読んで、物語の完全版を体験してください。