【ネタバレ注意】
この記事は、蒼伊宏海先生による漫画『渋谷金魚』の第一話から最終回(完結)までの重大なネタバレを含みます。結末や登場人物の運命をまだ知りたくない方は、ブラウザを閉じて、まずは作品をお楽しみください。
渋谷の街が、突如として人喰い金魚に埋め尽くされる──。そんな衝撃的な設定で多くの読者を恐怖の渦に巻き込んだパニックホラー『渋谷金魚』。
この記事では、作品のあらすじから主要登場人物、そして物語の核心に迫る結末まで、全11巻の流れを時系列で徹底解説します。読むか迷っている方、過去に読んだけれど内容を振り返りたい方も、ぜひ参考にしてください。
なお、本作はコミックシーモアで全巻まとめて読むことができます。ネタバレを読む前に、まずはこちらからチェックするのもおすすめです。
『渋谷金魚』の作品概要
『渋谷金魚』は、スクウェア・エニックスの「ガンガンJOKER」で連載された蒼伊宏海先生による作品です。2025年現在、単行本は全11巻で完結しており、パニックホラーとしての評価を確立しています。
- タイトル:渋谷金魚
- 作者:蒼伊宏海
- ジャンル:少年マンガ、ホラー、サスペンス
- 出版社:スクウェア・エニックス
- 巻数:全11巻(完結済み)
物語の舞台は、若者文化の中心地である東京・渋谷。ある日、空を埋め尽くすほどの巨大な「人喰い金魚」が大量発生し、平和な日常は一瞬にして地獄絵図へと変わります。主人公たちは、この絶望的な状況でいかにして生き延びるのか。極限状態での人間ドラマと、息つく暇もないスリルが本作最大の魅力です。
主要登場人物
『渋谷金魚』の過酷な世界を生き抜こうとする、個性豊かなキャラクターたちを紹介します。
- 月夜田初(つきよだ はじめ)
本作の主人公。映画研究部に所属するごく普通の高校生。気弱な性格ですが、仲間を守るために絶望的な状況に立ち向かい、精神的に大きく成長していきます。 - 貂(てん)
渋谷を縄張りとする伝説的なホームレス。金魚の出現にも動じず、卓越したサバイバル能力と戦闘力で生存者たちを導くカリスマ的存在です。彼の過去には、物語の重要な謎が隠されています。 - 弓岡知花(ゆみおか ちか)
金魚の生態を研究するクールな女性研究者。生存のためなら非情な判断も厭わないリアリストですが、その知識は生存者たちの強力な武器となります。 - 碓氷アリサ(うすい ありさ)
アイドルを目指す奔放な少女。わがままに見える言動の裏で、強い意志と生存への執着を見せます。 - 東寺秋(とうじ あき)
正義感の強い女子高生。絶望的な状況でも他者を助けようとする優しさを持っています。
【全話ネタバレ】第一話から最終回までの時系列あらすじ
ここからは、『渋谷金魚』の物語を時系列に沿って解説していきます。衝撃的な展開の連続なので、心してご覧ください。
序盤:日常の崩壊と絶望の始まり(第1巻)
主人公・月夜田初は、いつものように渋谷の街で過ごしていました。しかし、突如として空から無数の巨大な金魚が降り注ぎ、街は阿鼻叫喚の地獄へと変貌します。金魚たちは人間を無差別に捕食し、渋谷は瞬く間に陸の孤島と化します。
初は、偶然居合わせた仲間たちと共に、パニックに陥った人々で溢れる渋谷駅へと避難。しかし、安全な場所などどこにもなく、金魚の稚魚が人体に侵入して内部から食い破るという、さらなる恐怖が彼らを襲います。この序盤で、金魚が「音」と「匂い」に強く反応することが判明し、それが生存の鍵となっていきます。
中盤:SHIBUYA 009での攻防と希望の光(第2巻〜第6巻)
生き残った初たちは、渋谷の中心地である「SHIBUYA 009(マルキュー)」に立てこもります。そこには多くの生存者が集まっていましたが、食料や物資は限られ、人間同士の対立も生まれていました。
そんな中、伝説のホームレス・貂が登場。彼は金魚の習性を熟知しており、その圧倒的な戦闘力とカリスマ性で生存者グループをまとめ上げます。さらに、研究者である弓岡知花も合流し、「金魚皆殺し作戦」が始動。金魚の弱点を利用した反撃が開始されますが、「白銀の姫」と呼ばれる強力な変異個体をはじめ、次々と現れる脅威に多くの仲間が命を落としていきます。
後半:広がる脅威と“金魚皆殺し作戦”の行方(第7巻〜第10巻)
生存者たちの反撃も虚しく、金魚の脅威は渋谷の外へと拡大する兆しを見せ始めます。さらに、これまでの個体とは比較にならないほどの「超巨大金魚」が出現し、事態はさらに絶望的な方向へと進んでいきます。
弓岡の研究により、金魚の生態や謎が少しずつ解明されていきますが、それは同時に人類が直面する脅威の大きさを物語っていました。仲間たちの死、裏切り、そして極限状態に追い込まれる人間の狂気が描かれ、物語はクライマックスに向けて一気に加速します。
最終章:渋谷スクランブルタワーでの最終決戦と結末(第11巻)
物語の最終決戦の舞台は、渋谷の新たなシンボル「渋谷スクランブルタワー」。初たち残された生存者は、街を飲み込もうとする超巨大金魚を迎え撃つため、最後の戦いに挑みます。
これまでの戦いで得た知識と経験、そして仲間との絆を武器に、人類の存亡をかけた総力戦が繰り広げられます。多くの犠牲を払いながら、彼らがたどり着いた結末とは?
最後の戦いは、希望と絶望が交錯する壮絶なものとなります。誰が生き残り、誰が喰われたのか。そして、月夜田初が最後に見つけた答えとは何だったのか。その衝撃的な結末は、ぜひご自身の目で確かめてください。物語は、小さな希望の光を残し、静かに幕を下ろします。
結末の考察と回収された伏線
『渋谷金魚』は、多くの謎を残しつつも、主要な伏線は最終巻までにしっかりと回収されています。
- 金魚の正体と発生原因:物語の核心である金魚の正体。なぜ渋谷に出現したのか?その驚くべき起源が最終盤で明かされます。
- 貂の過去:常に冷静で圧倒的な強さを誇った貂。彼がなぜ渋谷のホームレスとなり、金魚について詳しかったのか、その過去が描かれます。
- 物語のテーマ:ただのパニックホラーではなく、「日常の脆さ」や「極限状態での人間の本質」を問う深いテーマが込められています。
結末は決してハッピーエンドとは言えませんが、絶望の中にも「生きること」への力強いメッセージが感じられる、記憶に残るラストシーンとなっています。
『渋谷金魚』は読むべき?感想と見どころ
「グロテスクな描写は苦手だけど、面白い?」と迷っている方もいるかもしれません。本作は、以下のような方に特におすすめです。
- パニックホラーやサバイバルものが好き
- 先の読めないスリリングな展開を楽しみたい
- キャラクターの成長や人間ドラマに感動したい
- 「もし自分の日常が壊れたら?」という極限設定に惹かれる
見慣れた渋谷の街が地獄と化すビジュアルのインパクトは絶大です。グロテスクな描写も多いですが、それ以上にキャラクターたちの生き様や心理描写が巧みで、読者を引き込んで離しません。全11巻という読みやすい長さで、一気に読破できる没入感も魅力です。
『渋谷金魚』をお得に読むならコミックシーモア!
この記事を読んで『渋谷金魚』の結末が気になった方は、ぜひ原作を読んでみてください。物語の衝撃と感動は、実際に読むことで何倍にもなります。
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よくある質問(FAQ)
- Q. 『渋谷金魚』は何巻で完結していますか?
- A. 単行本は全11巻で完結しています。2021年6月に最終巻が発売されました。
- Q. アニメ化や実写映画化はされていますか?
- A. 2025年11月現在、アニメ化や実写映画化の情報はありません。しかし、その衝撃的な内容から映像化を期待する声が多く上がっています。
- Q. グロい描写はどのくらいありますか?
- A. 人間が金魚に捕食されるシーンや、身体が損傷する描写が非常に多く含まれています。ホラーやグロテスクな表現が苦手な方はご注意ください。


