※この記事には、漫画『クピドの悪戯 虹玉』の重大なネタバレが含まれています。結末を知りたくない方はご注意ください。
北崎拓先生が描く、あまりにも切なく、そして愛おしい恋愛物語『クピドの悪戯 虹玉』。
「射精すると七色の玉が出る」という奇病を背負った青年の恋の行方は、多くの読者の心を揺さぶりました。この記事では、2025年現在、全7巻で完結している本作の第1話から最終話までのあらすじと結末を、各巻ごとに徹底解説します。
「結末が気になって夜も眠れない」「昔読んだけど、どんな話だったか思い出したい」そんなあなたのための完全ネタバレガイドです。
『クピドの悪戯 虹玉』とは?作品の基本情報
まずは、物語の世界に深くダイブする前に、基本的な作品情報をおさらいしておきましょう。
- タイトル:クピドの悪戯 虹玉
- 作者:北崎拓
- 巻数:全7巻(完結)
- ジャンル:青年漫画、恋愛、ヒューマンドラマ
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物語を彩る主要キャラクター
この物語は、3人の男女の想いが複雑に絡み合うことで、より一層深みを増していきます。
- 仙川 睦月(せんかわ むつき):本作の主人公。真面目で奥手な青年だが、「虹玉」という奇病を患ってしまう。
- 大倉 伶子(おおくら れいこ):睦月が想いを寄せる、取引先の美人事務員。どこか影のあるミステリアスな女性。
- 桐生 麻美(きりゅう あさみ):睦月の幼なじみ。恋愛経験豊富で奔放に見えるが、実は一途な想いを秘めている。
【巻ごとネタバレ】第1巻から最終巻(完結)までのあらすじ
ここからは、物語の核心に迫る各巻のネタバレあらすじをご紹介します。心の準備はよろしいでしょうか?
第1巻:奇病「虹玉」の発覚と三角関係の始まり
主人公・睦月は、取引先の事務員・伶子に片想いするごく普通の青年。しかし、ある出来事をきっかけに、彼は自分の身体に起きた異変に気づきます。それは、射精と共に七色の美しい玉が出てしまうという、前代未聞の奇病「虹玉」でした。
治療法も原因も不明。そんな絶望の中、睦月は幼なじみの麻美に秘密を打ち明けます。一方、憧れの伶子との距離も少しずつ縮まっていき、淡い恋は複雑な三角関係へと姿を変え始めます。
第2巻~第3巻:揺れ動く心と深まる関係
伶子とのデートにこぎつけ、有頂天になる睦月。しかし、恋愛経験の乏しさから失敗を重ね、二人の関係は思うように進展しません。そんな睦月をそばで支え、時に叱咤激励するのが麻美でした。
当初は睦月の恋を応援していた麻美ですが、彼の純粋さに触れるうち、自身の心の中に眠っていた特別な感情に気づき始めます。不倫相手との関係に悩む麻美と、伶子への想いと「虹玉」の秘密との間で葛藤する睦月。それぞれの心が激しく揺れ動きます。
第4巻~第5巻:初めて結ばれた夜と明かせない秘密
数々のすれ違いを乗り越え、ついに睦月と伶子は一線を越えます。初めて愛する人と結ばれた睦月ですが、喜びも束の間、彼は「虹玉」の秘密を打ち明けられない苦しみに苛まれます。
この秘密がバレたら、彼女に嫌われてしまうかもしれない――。そんな恐怖が、二人の関係に暗い影を落とします。一方で、伶子もまた、誰にも言えない過去のトラウマを抱えていました。互いの傷に触れ、寄り添い合うことで、二人の絆はより深く、そして脆いものになっていきます。
第6巻:訪れる転機と崩壊の足音
睦月の父が経営する工場の経営問題が浮上し、睦月は自身の将来と向き合うことを迫られます。伶子との結婚を真剣に考え始めた睦月は、彼女の両親への挨拶を決意。しかし、これが二人の関係に決定的な亀裂を生むきっかけとなってしまいます。
社会的立場、家族、そして過去。乗り越えなければならない壁の大きさに、二人の純粋な想いは少しずつすり減っていきました。幸せの絶頂から一転、物語は最終章へ向けて急降下していきます。
第7巻(最終巻):最後の虹玉…睦月が選んだ未来とは
悩み抜いた末、睦月は伶子にプロポーズします。しかし、彼女から返ってきたのは「友達に戻りたい」という残酷な言葉でした。愛する人に拒絶され、睦月は心身ともに打ちのめされ、自室に引きこもってしまいます。
睦月に残された「虹玉」は、あとわずか。絶望の淵に沈む睦月を見かねた麻美は、彼を救うためにある”決意の行動”に出ます。彼女の献身的な愛は、睦月の心を溶かすことができるのでしょうか。
物語は、誰もが涙する衝撃のクライマックスへ。果たして、睦月は真実の愛を見つけ、生涯の伴侶と幸せを掴むことができるのか。残された最後の虹玉が輝く時、彼の運命が決定します。
結末の解説|作者が「虹玉」に込めた想いとは?
『クピドの悪戯 虹玉』は、単なる奇病を題材にした奇抜な恋愛漫画ではありません。この物語の核にあるのは、「愛とは何か」「人を愛するとはどういうことか」という普遍的なテーマです。
「虹玉」という設定は、主人公・睦月の純粋さや、愛の尊さ、そして生命の有限性を象徴しているのかもしれません。失恋の痛み、自己肯定感の低さ、そして再生。誰もが経験するであろう人生の苦悩を乗り越え、成長していく睦月の姿は、私たちに本当の幸せとは何かを問いかけます。
特に、最終盤で見せる麻美の行動は、自己犠牲や見返りを求めない「無償の愛」の形を体現しており、本作が多くの読者の心に深く刻まれる理由の一つと言えるでしょう。
『クピドの悪戯』に関するQ&A
- Q. ドラマ化はされていますか?
- A. はい。『クピドの悪戯 虹玉』は2006年にテレビドラマ化されています。キャストや設定に一部変更はありますが、こちらも高い評価を得ました。
- Q. 他にもシリーズ作品はありますか?
- A. はい。「クピドの悪戯」はシリーズ作品となっており、『クピドの悪戯 さくらんぼシンドローム』など、異なる主人公と設定で物語が展開されています。本作が気に入った方は、ぜひ他のシリーズもチェックしてみてください。
ネタバレを読んでも面白い!『クピドの悪戯 虹玉』はコミックシーモアで
ここまでネタバレを読んで、「結末はわかったけど、やっぱり原作が読みたい!」と思った方も多いのではないでしょうか。
睦月の繊細な表情、伶子の儚い眼差し、そして麻美の切ない決意…。キャラクターたちの細やかな心理描写や、息をのむような美しいシーンは、実際に漫画を読んでこそ、その魅力が最大限に伝わります。
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まとめ
今回は、北崎拓先生の名作『クピドの悪戯 虹玉』のネタバレあらすじと結末を徹底解説しました。
不器用な若者たちの愛、喪失、そして再生を描いた本作は、連載終了から時間が経った今でも色褪せることのない感動を与えてくれます。ネタバレを読んで興味が湧いた方は、ぜひこの機会に原作を手に取って、睦月たちの恋の結末をその目で見届けてください。


