【ご注意】この記事は、小田原みづえ先生が描く大人気宮廷サスペンス『嘘よみと偽飾の王女』の重大なネタバレを含みます。まだ漫画を読んでいない方、ご自身のペースで物語を楽しみたい方は、ここから先へ進む前にお戻りください。
一族の復讐を誓う巫女・オトと、性別を偽り王女として生きる少年・アス。二人の出会いから始まる、嘘と秘密が渦巻く壮大な物語の魅力を、最新10巻までの展開を交えながら徹底的に解説します。
『嘘よみと偽飾の王女』の基本情報
まずは物語の基本情報をおさらいしておきましょう。
- 作品名:嘘よみと偽飾の王女
- 作者:小田原みづえ
- 出版社 / レーベル:秋田書店/プリンセス(プリンセス・コミックス)
- 配信状況(2025年11月現在):コミックシーモアにて最新10巻まで配信中
魅力的なキャラクターと緻密に練られたストーリーで多くの読者を虜にしている本作。お得なキャンペーンも多いコミックシーモアで、ぜひチェックしてみてください。
心を掴む!『嘘よみと偽飾の王女』のざっくりあらすじ
物語の舞台は、美しい自然に囲まれた龍宮王国。人の嘘を「音」として聞き分ける特殊な力を持つ巫女の一族の生き残り・オトは、一族を滅ぼした王家への復讐を誓い、王女暗殺のため宮廷に忍び込みます。しかし、彼女が対峙した王女の正体は、性別を偽る少年・アスでした。
「王女が男である」という最大の嘘をオトが見抜いたことで、二人の運命は複雑に絡み合います。敵対関係から始まった二人は、互いの秘密を守るため、やがて唯一無二の協力者となっていくのです。偽りの王女と嘘を見抜く巫女が、宮廷に渦巻く巨大な陰謀に立ち向かう、息もつかせぬ宮廷ロマンス・サスペンスです。
【全話ネタバレ】第1巻から最新10巻までの物語の流れ
ここからは、物語の核心に迫る全話ネタバレです。各巻の重要ポイントを追いながら、オトとアスの軌跡を振り返ります。
第1巻:運命の出会いと偽りの始まり
復讐心に燃えるオトは、王女暗殺のため宮廷に潜入。しかし、目の前に現れたのは可憐な王女ではなく、少年アスでした。オトは「嘘よみの力」で彼が男であることを見抜きますが、逆にその秘密をアスに握られ、彼の庇護下で雑用係として働くことになります。「殺す相手」と「秘密の共犯者」という、奇妙で危険な関係がここから始まります。
第2巻~第3巻:偽りの花婿選考と深まる絆
アスが「王女」であり続けるためには、花婿を迎えなければなりません。偽りの花婿選考が始まり、オトはアスの秘密を守るため、候補者たちを巡る騒動に巻き込まれていきます。数々の試練を共に乗り越える中で、反発し合っていた二人の間には、徐々に信頼と特別な感情が芽生え始めます。互いを想う気持ちが、身分や偽りの壁を越えていく様子が丁寧に描かれます。
第4巻:巫女狩りの闇と悲しい過去
物語は新たな局面へ。オトの過去に深く関わる「巫女狩り」の任務が下され、オトとアスは花街への潜入を余儀なくされます。そこで目の当たりにするのは、王家の暗部と、虐げられた人々の悲痛な現実でした。この事件をきっかけに、オトが背負う一族の宿命と、王国の歪んだ構造が明らかになっていきます。
第5巻~第7巻:宮廷を揺るがす毒殺未遂事件
王族の一人である天代大君が、何者かに毒を盛られる事件が発生。宮廷内は犯人捜しで騒然となり、王位継承を巡る権力争いが激化します。オトとアスは、事件の真相を追う中で、サイやロウといった捜査官たちと協力。使用された毒を手がかりに、地方の有力者・黒浦の存在が捜査線上に浮かび上がり、物語はより一層サスペンスの色を濃くしていきます。
第8巻:二手に分かれた捜査と新たな出会い
毒殺事件の調査は難航し、オトとアスは情報を集めるために別行動を取ることを決意します。アスは「王女」として城の奥深く「御内原」へ潜入し、そこでアンジュなどの新キャラクターたちと出会います。一方、オトは協力者であるオビトの屋敷に身を寄せ、独自の調査を進めます。離れ離れになった二人の絆が試される展開です。
第9巻:試される「嘘よみの力」と証明される信頼
オトの特殊な力「嘘よみの力」に対し、周囲から疑いの目が向けられます。しかし、ある事件を解決に導いたことで、その能力の正しさが証明され、アスからの絶対的な信頼を勝ち取ります。サイとロウの捜査も大きく進展し、毒殺事件の黒幕の輪郭が少しずつ見えてきました。
第10巻(最新刊):事件の終結と新たな謎の幕開け
長く続いた天代大君毒殺未遂事件は、ついに一つの区切りを迎えます。黒浦にかけられていた嫌疑は晴れ、オトとアスは黒浦の地で感動的な再会を果たします。しかし、安堵も束の間。事件解決に貢献したオビトが、黒浦の統治者「黒浦按司加那志」に新たな疑問を抱いたところで物語は幕を閉じます。一つの謎が解けても、また新たな伏線が…。読者の想像を掻き立てる、次巻への期待が高まる展開です。
物語を彩る主要登場人物
- オト:本作の主人公。人の嘘を音として聞き分ける「嘘よみ」の力を持つ巫女の生き残り。一族を滅ぼした王家への復讐を誓っていますが、アスと出会い、その運命は大きく変わっていきます。
- アス:龍宮王国の「王女」として生きる少年。本来の世継ぎである双子の姉を守るため、性別を偽っています。冷静沈着に見えますが、根は優しく、オトを深く信頼しています。
- オビト:黒浦出身の青年。飄々とした態度ながらも切れ者で、オトたちの協力者となります。
- サイ、ロウ:毒殺未遂事件の捜査を担当する役人。正義感が強く、事件の真相を追います。
【考察】残された伏線と今後の展開・結末予想
最新10巻で毒殺事件は一段落しましたが、物語には多くの謎が残されています。
- アスの双子の姉の行方:アスが替え玉となる原因となった本物の王女は今どこにいるのか?彼女の存在が今後の王位継承にどう関わるのかが最大の注目点です。
- 黒浦按司加那志の謎:オビトが抱いた疑問の正体とは?黒浦が王国の未来を左右する鍵を握っている可能性があります。
– オトとアスの関係の結末:偽りの関係から始まった二人の恋の行方は?身分や性別、そして復讐という大きな壁を乗り越え、二人が結ばれる日は来るのでしょうか。最終的には、偽りを捨て、本当の自分でいられる場所を見つける物語になるのかもしれません。
全ての嘘が暴かれ、真実が明らかになった時、彼らがどんな未来を選ぶのか。目が離せません。
よくある質問(FAQ)
Q. 続きはいつ発売されますか?
A. 2025年11月現在、11巻の正式な発売日は発表されていません。最新情報は、月刊プリンセスの公式サイトや小田原みづえ先生のSNSなどで告知されることが多いです。新刊通知サービスなどを利用して、情報を逃さないようにしましょう。
Q. 『嘘よみと偽飾の王女』をお得に読む方法は?
A. コミックシーモアが断然おすすめです!コミックシーモアでは、新規会員登録で70%OFFクーポンがもらえたり、お得なセールやキャンペーンを頻繁に開催しています。1巻まるごと無料試し読みができることもあるので、まだ読んだことがない方も、この機会にぜひ物語の世界に触れてみてください。
まとめ:嘘から始まる真実の愛と絆の物語
この記事では、『嘘よみと偽飾の王女』の最新10巻までのネタバレあらすじと、今後の展開についての考察をお届けしました。
ただの少女漫画ではなく、緻密な伏線が張り巡らされた宮廷サスペンスであり、偽りの関係から本物の絆を育んでいくヒューマンドラマでもあります。キャラクターたちの心の機微や、手に汗握る展開に、ページをめくる手が止まらなくなること間違いありません。
まだこの傑作を読んでいない方は、ぜひコミックシーモアで手に取ってみてください。きっと、オトとアスの運命の行方を見届けたくなるはずです。


