福本伸行先生が描く伝説の麻雀漫画『天 天和通りの快男児』。その作中でも屈指の実力者として知られる「僧我三威(そが みつい)」を主人公に据えたスピンオフ作品、『老境博徒伝SOGA』が今、熱い注目を集めています。
「静かな余生を過ごしたい」……そんな切実な願いを抱いて入居した老人ホームは、なんとギャンブルが支配する狂気の施設だった!?
本記事では、2026年2月現在、単行本3巻まで配信されている本作のあらすじ、ネタバレ(物語の流れ)、そして往年のファンを唸らせる見どころを徹底解説します。
『アカギ』や『カイジ』の世界観を受け継ぎつつ、老いと勝負をコミカルかつ哀愁たっぷりに描く本作。まだ読んでいない方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
老境博徒伝SOGA 作品基本情報
まずは本作の基本的な情報をおさらいしましょう。2026年2月現在の配信状況は以下の通りです。
- 作品名:老境博徒伝SOGA
- 著者:三好智樹 / 瀬戸義明 / 福本伸行 / 森橋ビンゴ
- 掲載誌:近代麻雀
- 既刊情報:1巻〜3巻(最新3巻は2025年9月1日配信)
- ジャンル:青年マンガ / ギャンブル / ギャグ・コメディー
本作は『天』のスピンオフ企画第2弾として始動しました(第1弾は『闇麻のマミヤ』)。作画を担当するのは、『アカギ』の正統続編的なスピンオフ『HERO』などを手掛けた実力派コンビです。
簡潔なあらすじ:カジノ型老人ホームへようこそ
かつて裏麻雀界で「西の怪物」と恐れられ、数々の修羅場をくぐり抜けてきた男、僧我三威。
長年の戦いに疲れ、人生の黄昏時を迎えた彼は、穏やかな余生を求めて高級老人ホーム「マノワ・ド・ボヌール(幸福の館)」への入居を決意します。盟友である原田克美の手配で入居したその施設は、一見すると豪華で快適な楽園に見えました。
しかし、そこはとんでもない場所だったのです。
施設内で流通するのは、あの地下帝国でおなじみの疑似通貨「ペリカ」。入居者たちはリハビリ、食事、娯楽、ありとあらゆる場面でペリカを賭け、勝負に明け暮れていたのです。
「博打はもう卒業した」はずの僧我でしたが、身に染み付いた博徒の血は争えません。老人たちの意地とプライド、そして生存本能がぶつかり合う、奇想天外なシルバーライフが幕を開けます。
第1話〜最新3巻までのネタバレと物語の流れ
ここからは、既刊単行本のエピソードを中心に、物語の大きな流れをネタバレありで解説していきます。
第1巻:入居と洗礼、そして覚醒
物語は僧我の入居から始まります。静寂を求めていた僧我ですが、入居早々、施設の異様な空気を察知します。ここでは入居者が麻雀卓を囲むのはもちろん、日常の些細な出来事すらギャンブルの対象になっていました。
【主なエピソード】
- ペリカの衝撃:施設内通貨「ペリカ」が登場。食事のグレードアップや介護サービスの充実に直結するため、老人たちは必死でペリカを奪い合います。福本ファンならニヤリとする設定です。
- 最初の勝負:新入りの僧我に対し、古参の入居者たちがカモにしようと近づいてきます。最初は戸惑う僧我ですが、舐められたままでは終われません。往年の「西の怪物」としての片鱗を見せつけ、圧倒的な理と直感で勝利を収めます。
- リハビリ・ギャンブル:歩行訓練や認知症予防のゲームすらも、ここでは熱い賭けの対象。老体ならではの「思うように動かない体」をコミカルに描きつつ、それでも勝ちにこだわる僧我の姿が描かれます。
1巻のラストでは、僧我がこの異常な環境を受け入れ、「死ぬまで勝負師」として生きる覚悟を(なし崩し的に)決める過程が描かれています。
第2巻:現代テクノロジーと老人の融合
施設での生活に慣れ始めた僧我に、新たな試練(?)が訪れます。それは「デジタル」の波です。
【主なエピソード】
- スマホとソシャゲ:若手職員の影響や、施設内の流行により、僧我がスマートフォンを手にします。麻雀アプリやガチャ要素のあるゲームに触れ、アナログな麻雀とは違う「見えないアルゴリズム」との戦いに挑む姿は爆笑必至。
- 新たな刺客:施設には様々な経歴を持つ老人がいます。元経営者、元詐欺師など、一筋縄ではいかない入居者たちが僧我に勝負を挑みます。ここでは麻雀だけでなく、心理戦やブラフが飛び交うオリジナルゲームも展開されます。
- 原田との交流:入居を手配した原田克美とのやり取りも挟まり、『天』ファンには嬉しいバディ感(あるいは腐れ縁)が楽しめます。
2巻では、ギャグ要素が強まりつつも、僧我の「理詰め」の思考が現代のガジェットといかに噛み合うか(あるいは暴走するか)が見どころです。
第3巻:拡大する闘争と深まる絆(2025年9月配信)
最新刊となる3巻では、施設内の抗争がより大規模なものへと発展していきます。
【主なエピソード】
- 施設横断イベント:「マノワ・ド・ボヌール」全体を巻き込んだ大規模なギャンブルイベントが開催されます。チーム戦の要素も加わり、僧我は他の入居者と協力したり、裏切られたりしながら勝ち上がりを目指します。
- 老いの現実と矜持:単なるギャグだけでなく、ふとした瞬間に訪れる「老い」の恐怖や孤独も描かれます。しかし僧我は、それを「勝負」という熱で吹き飛ばしていきます。ボケてしまう恐怖よりも、負ける恐怖の方が勝る、生粋の博徒としての魂が光ります。
- 強敵の出現:僧我の過去を知る者や、彼に匹敵する「読み」を持つ謎の入居者が登場。物語は単なる老人ホームコメディから、ヒリつくような心理戦へとシフトしていきます。
3巻のラストは、次なる大きな展開を予感させる引きで終わります。僧我はこのカジノ老人ホームの頂点に立つのか、それとも……?
ここから先の展開は、ぜひご自身の目で確かめてください!
漫画ならではの「間」や、圧倒的な画力で描かれる老人たちの顔芸は必見です。
現在、コミックシーモアでは3巻まで好評配信中です。
登場人物と関係性
本作を彩る個性豊かなキャラクターたちを紹介します。基本的には原作『天』を知らなくても楽しめますが、知っているとより深く味わえます。
僧我 三威(そが みつい)
本作の主人公。かつて裏麻雀界の頂点に君臨した伝説の打ち手。「西の怪物」の異名を持つ。非常に理知的で慎重な性格だが、勝負となると熱くなる一面も。老境に入り、体力の衰えを感じつつも、その観察眼と洞察力は健在。
原田 克美(はらだ かつみ)
『天』における僧我のライバルであり、盟友。暴力団組長でありながら、僧我の老人ホーム入居を世話するなど、奇妙な友情関係にある。本作では狂言回し的なポジションや、僧我を焚きつける役回りとして登場することが多い。
マノワ・ド・ボヌールの住人たち
一癖も二癖もある老人たち。表向きは上品な入居者だが、裏ではペリカを賭けて血眼になっている。僧我をカモにしようとするが、逆に手玉に取られることもしばしば。
世界設定・ルール解説:ペリカと老人ホーム
本作の最大の魅力は、福本作品でおなじみのギミックが「老人ホーム」という舞台に持ち込まれている点です。
- ペリカ:本来は『カイジ』の地下労働施設で使われる通貨ですが、本作では老人ホーム内の流通通貨として採用されています。1ペリカ=0.1円(設定は変動する可能性あり)といったレートで、購買やおやつ、マッサージなどの支払いに使用されます。
- ギャンブルの日常化:ここでは「賭け」は禁止事項ではなく、むしろ推奨されるレクリエーション。認知症防止という名目のもと、麻雀、ポーカー、チンチロリンなどが堂々と行われています。
伏線・注目ポイント:ここを読め!
1. 「老い」というハンデ戦
若い頃のキレキレな僧我とは違い、今の彼は腰が痛かったり、目が霞んだりと満身創痍です。しかし、それを逆手に取ったブラフや、老練な駆け引きが見どころ。「弱者」の戦略こそが福本マンガの真骨頂です。
2. 原作『天』とのリンク
随所に『天』や『アカギ』を彷彿とさせるセリフ回しや演出が登場します。特に、赤木しげるの葬儀から長い年月が経った「その後」の世界として読むと、僧我の生き様がより感慨深く感じられます。彼がなぜ今も勝負の世界に身を置くのか、その答えが徐々に見えてきます。
こんな人におすすめ
- 『天』『アカギ』ファン:僧我というキャラクターが好きだった人には必読の書です。
- コメディもシリアスも好きな人:基本は笑える展開ですが、根底には「人生の黄昏」という重厚なテーマがあります。
- ギャンブル漫画好き:特殊ルールや心理戦の描写は、スピンオフといえど本格派です。
配信状況と今すぐ読む方法
2026年2月現在、『老境博徒伝SOGA』は単行本3巻まで発売・配信されています。紙のコミックスも良いですが、すぐに続きが読める電子書籍がおすすめです。
特にコミックシーモアでは、お得なクーポンやキャンペーンが頻繁に行われており、安く全巻を揃えるチャンスがあります。
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よくある質問(FAQ)
- Q. 『老境博徒伝SOGA』は完結していますか?
- A. いいえ、2026年2月現在も連載中です。単行本は3巻まで配信されています。
- Q. アニメ化の予定はありますか?
- A. 現時点ではアニメ化の公式発表はありません。しかし、福本作品は映像化の実績が多いため、今後の人気次第では期待できるかもしれません。
- Q. 『天』を読んでいなくても楽しめますか?
- A. はい、楽しめます。老人ホームでのドタバタギャンブルコメディとして独立した面白さがあります。もちろん、原作を知っていると面白さは倍増します。
かつての怪物が、老いてなお輝きを放つ『老境博徒伝SOGA』。笑って、熱くなって、少し切なくなる。そんな極上のエンターテインメントを、ぜひ体験してみてください。
