シャーロック・ホームズの最大の宿敵、モリアーティ教授。しかし、もし彼が腐敗した社会を変えるために戦う「犯罪卿」だったら…？そんな斬新な切り口で大人気の漫画『憂国のモリアーティ』。
この記事では、2025年9月現在の最新情報に基づき、物語の始まりから衝撃の第1部完結、そして新たな脅威に立ち向かう第2部（最新20巻）までの壮大なストーリーを徹底的にネタバレ解説します。アニメの続きが気になる方も、これから読み始める方も、この記事を読めば『憂国のモリアーティ』の世界にどっぷり浸れること間違いなしです。
【ご注意】この記事には重大なネタバレが含まれます
この記事は、『憂国のモリアーティ』の第1話から最新刊までのあらすじ、登場人物の運命、物語の核心に触れる内容を詳細に解説しています。まだ作品を読んでいない方、アニメや漫画を自分のペースで楽しみたい方は、先に本編をご覧になることを強くおすすめします。物語の結末を知りたくない方は、ここでブラウザを閉じてくださいね。
「それでも物語の全貌が知りたい！」という方だけ、この先へお進みください。
『憂国のモリアーティ』とは？作品の基本情報
『憂国のモリアーティ』は、構成を竹内良輔氏、漫画を三好輝氏が担当し、「ジャンプSQ.」にて連載中の人気漫画です。19世紀末の大英帝国を舞台に、階級制度が生み出す不条理に立ち向かうウィリアム・ジェームズ・モリアーティの暗躍を描いています。単行本は2025年5月時点で20巻まで刊行されており、物語は新たなステージへと突入しています。
- 原作構成: 竹内良輔
- 漫画: 三好 輝
- 掲載誌: ジャンプSQ. (集英社)
- 単行本: 第20巻まで発売中 (2025年9月現在)
アニメ化情報！全24話で描かれた壮大な物語
『憂国のモリアーティ』は2020年から2021年にかけて、Production I.G制作でTVアニメ化されました。全24話＋OVA2話という構成で、原作の第1部クライマックスまでが美麗な映像と豪華声優陣によって描かれています。
アニメはDMM TVをはじめとする各種動画配信サービスで視聴可能です。原作のどこまでが映像化されたのか、続きはどこから読めばいいのかも後ほど詳しく解説しますので、アニメファンの方も必見です。
【時系列ネタバレ】第1話から最新20巻までのあらすじを徹底解説！
ここからは、物語の核心に迫るネタバレ解説です。ウィリアムたちが紡いできた革命の軌跡を、章ごとに振り返っていきましょう。
第1話〜序盤：犯罪卿「モリアーティ」の誕生
物語は、階級制度が絶対とされる19世紀末のロンドンから始まります。モリアーティ伯爵家の長男アルバートは、社会の腐敗を憂い、理想の世界を夢見ていました。そんな彼の前に現れたのが、類まれなる知性を持つ孤児の兄弟（後のウィリアムとルイス）です。
アルバートは兄弟の才能と理想に共感し、彼らを養子として迎え入れます。そして、腐敗した実の両親と弟を火事で葬り去り、「悪を以て悪を制す」犯罪相談役（クライムコンサルタント）としての道を歩み始めます。これが、後に世界を揺るがす「モリアーティ」という犯罪卿が誕生した瞬間でした。
中盤：宿敵シャーロック・ホームズとの邂逅
モリアーティ陣営は、モラン大佐やフレッドといった仲間を加え、次々と不正を働く貴族たちを「完全犯罪」によって断罪していきます。ノアティック号事件など、ウィリアムが仕掛ける鮮やかな犯罪劇は、まるで芸術のようです。
そして運命のドレッバー伯爵事件。ここでウィリアムは、生涯の宿敵となるシャーロック・ホームズと出会います。互いの知性を瞬時に見抜き、惹かれ合う二人。ここから、光と闇、探偵と犯罪卿による、英国の未来を賭けた壮大な頭脳戦の幕が上がるのです。
ホワイトチャペル編〜ミルヴァートン編：深まる闇と社会変革
舞台は貧民街ホワイトチャペルへ。ロンドンを震撼させた連続殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー（切り裂きジャック）」の模倣犯事件に、モリアーティは介入します。彼はこの事件を利用し、社会の底辺で虐げられる人々を救うと同時に、警察や権力者の腐敗を炙り出していきます。
さらに、脅迫王チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンとの対決では、情報が持つ力の恐ろしさと、それを操る者の悪意が描かれます。これらの事件を通して、ウィリアムの過去や、彼の計画が単なる復讐ではなく、国を根本から変えるための革命であることがより鮮明になっていきます。
最後の事件：モリアーティプランの終着点
物語はついにクライマックス、「最後の事件」へと至ります。ウィリアムが長年かけて準備してきた「モリアーティプラン」の最終段階が実行に移されます。それは、貴族たちの悪事を白日の下に晒し、自らを全ての悪を背負う「犯罪卿」として断罪させることで、階級制度そのものを終わらせるという、あまりにも壮絶な計画でした。
計画の最終局面、ウィリアムは宿敵であり、唯一の理解者であるシャーロックと対峙します。テムズ川にかかるタワーブリッジの上で、二人が迎える結末とは…？ 彼の理想は果たして実現するのか、それとも――。この衝撃的な結末は、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
第2部：The Remains そして新たなる脅威“飴（キャンディ）”
「最後の事件」から3年。世界は確かに変わり始めましたが、平和は長くは続きません。英国に“飴（キャンディ）”と呼ばれる謎の薬物が蔓延し始めます。それは使用者の潜在能力を極限まで引き出す代わりに、心身を蝕む危険な代物でした。
この新たな脅威に立ち向かうのは、MI6を率いるルイスや、かつての仲間たち。そして、表舞台から姿を消したはずのウィリアムもまた、陰からこの事件に関わっていくことになります。第1部が「破壊」の物語だとすれば、第2部は「再生」と「贖罪」の物語。残された者たちが、ウィリアムが遺した理想の世界を守るために戦う、新たなドラマが始まっています。最新20巻では、この“飴”を巡る国家間の陰謀が、さらにスケールを増していきます。
【アニメ勢必見】原作の続きは何巻から読めばいい？
アニメ『憂国のモリアーティ』は、原作の第1部のクライマックスである「最後の事件」までを描いています。アニメを全話観た方が続きが気になる場合、どこから読めば良いのでしょうか？
| メディア | 対応範囲 | 続きはここから！ |
|---|---|---|
| TVアニメ (全24話) | 原作1巻〜14巻「最後の事件」まで | 単行本15巻から |
アニメは原作のストーリーラインに比較的忠実ですが、一部エピソードの順番が入れ替わっていたり、アニメオリジナルの描写も含まれています。そのため、第1部の結末後の物語、そして第2部の新展開を完全に楽しむなら、15巻から読み始めるのがおすすめです。もちろん、1巻から読み返して、アニメとの違いを発見するのも一興ですよ！
よくある質問（FAQ）
Q1: 結局、ウィリアムは死んだの？生きてるの？
A1: 第1部の「最後の事件」で、ウィリアムはシャーロックと共に滝壺へ身を投げ、世間的には死亡したとされています。しかし、第2部では…？彼の生死の真相は、物語の最大の謎の一つです。ぜひ原作でその答えを見つけてください。
Q2: 第2部の主人公は誰？
A2: 第2部は、兄の意志を継いでMI6で活動するルイス・ジェームズ・モリアーティや、シャーロック・ホームズなど、残されたキャラクターたちの視点で物語が進行します。もちろん、ウィリアムの存在も物語全体に大きな影響を与え続けています。
Q3: 今から読むならどこで読むのがお得？
A3: 電子書籍サイト「コミックシーモア」では、1巻の無料試し読みが可能です。お得なキャンペーンも頻繁に開催されているので、全巻まとめて購入するのにもおすすめです。
まとめ：理想の世界を求める物語はまだ終わらない
『憂国のモリアーティ』は、単なる悪役の物語ではありません。腐敗した社会構造に疑問を投げかけ、「正義とは何か」を問い続ける、重厚な人間ドラマです。
第1部の衝撃的なクライマックスを経て、物語は「再生」をテーマにした第2部へと突入しました。ウィリアムが夢見た理想の世界は、本当に実現するのでしょうか？新たな脅威“飴”の正体とは？謎が謎を呼ぶ展開から、ますます目が離せません。
アニメで心を揺さぶられた方も、この記事で初めて興味を持った方も、ぜひコミックでこの壮大な物語の行く末を見届けてください。ページをめくる手が止まらなくなること、間違いなしです！
